8話 ページ8
ヒーロー基礎学…救助訓練って言ってたけど何するのかな…？水難とか火事なら私得意ですけど正直他の救助だと苦手だから…
「それ…寒くねぇか？」
『はい？……とっ、轟くん？！』
隣の席、轟くんだった…！！
慌てて座ったから確認してなかったです！！
「あ、わりぃ。普通に座ってたから気づいてるのかと」
『い、いえっ！私もぼーっとしてて…えっと、なんでしたっけ？』
「いや、その服…コスチュームにしても寒くねぇのかと思って。女子は体冷やすのあんま良くねえだろ。」
これはもしかして心配…？してくれてるんでしょうか？？
『えっとですね、どう説明していいのか…私の個性は知ってますよね？』
「あぁ…確か人魚だったか。具体的にはよく知らねえが。」
『人魚って、イメージ的に海の中で生活してるでしょ？だからか、あまり寒さは感じないというか…私も正直あんまりよく分かんないんですけどね…』
「へぇ…そうなのか。」
『あ、でも正直暑さにはちょっと弱いかもです！私暑がりなので…えへへ…。』
「じゃあ、俺と一緒だな。」
『え？そうなんですか？？』
「あぁ。暑いのは嫌いだが、寒いのは嫌いじゃねぇ。むしろ好きだ。」
「そ、そうなんですねっ！」
轟くんが少し柔らかく微笑みながら言うものだから思わずドキッとして顔を背けた。
うぅ…イケメンは心臓に悪いしずるいですっ…！
でもひとつ共通点が見つかっただけで嬉しくてつい表情が緩んでしまう。
「お前ら、もうすぐ着くから降りる準備しろよー。」
はっ！表情緩めてる場合じゃありません！しっかりしないと！ヒーローになるため、苦手な状況の救助もできるよう勉強しなきゃ…
ごめんなさいヴィラン連合との戦い書き方分からないのですっ飛ばします！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠恋 | 作成日時：2021年11月17日 17時
