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◎ 記憶の欠片 ページ7

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「ごめん、Aちゃん…」



いつものように二組に遊びに行ったら、きのちゃんはよそよそしくそう言った。…直感で分かってしまった。ああ、バレたんだなって。呆然ときのちゃんを見ていると 遠くからきのちゃんを呼ぶ声がする。

横を通り過ぎたきのちゃんの表情は、心臓をぎゅっと握りつぶされるかのように胸が痛くなった。



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六時限目の授業を無事終えて、SHRが始まる。担任の無駄話がやたら長いと思うのは気のせいだろうか。周りを見渡してみてもみんな笑顔で話を聞くだけ。…そっか、この先生 男子にも女子にも人気あるんやったっけ。

うち一人だけ時間軸がおかしくなっているような、みんなに置いてけぼりにされているような。そのまま立ち止まって一人だけになってしまっても 誰も気が付かないんだろうな。ただいじめられっ子(おもちゃ)が減るだけであって。


学級委員のかけ声にうまく反応できずに がたん、といすの音を鳴らしてしまう。情けないなぁ、と思いながら挨拶をして、誰の目にも留まらないように 早々にかばんを持って教室を出た。



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母さんはカフェを経営している。でもお客さんは常連さんばかり。「お店たたもうかしらねぇ…」なんて言ってるけど、常連さんや母さんの笑顔をみているとやめて欲しくない。



「おっ!Aちゃんお帰り〜」

「いらっしゃい、中村さん!」

「A、着替えたら手伝ってくれる?」

「はーい」



今日は中々 繁盛しているようで。あまり見かけないカップルたちもお店にやって来ていた。母さん一人では手が回らないらしい。



「このプリン あそこの席に持ってって」

「ほいほい」



紺色のシンプルなエプロンを結んで 長い髪を結う。…そろそろ切ろうかな。入念に手を洗って言われたテーブルにプリンを持って行く。



「……あっ」

「え?」



静かにお皿を置くと、そこに座っていたお客さんが うちを見て短く声を上げた。失礼やなぁ、と思いながら顔を上げると 今日会った四人のうち一人がそこにいた。


名前、何やったっけ。


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○ おさむプリン→←○ 小さな嘘



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三谷(プロフ) - 湯華さん» わー!笑っていただけて光栄です!更新頑張らせていただきます◎コメントありがとうございました! (2018年10月8日 17時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» いえいえー!むしろ更新を待ってくださる方がいると分かって安心しています…!拙作ではありますがこれからもよろしくお願いします! (2018年10月8日 17時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
湯華 - やっても出来ひん子に笑ってしまいました笑笑 更新ガンバです。待ってます!l (2018年9月30日 1時) (レス) id: 48b626f6e7 (このIDを非表示/違反報告)
- すいません!配慮が足りませんでしたね!更新ありがとうございます!いつまででも待ってますので安心してください! (2018年9月25日 4時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» ひゃーー!!更新遅くなってしまいすみません汗 何ぶん受験生なもので…少しでもご理解頂けたら嬉しいです* 待っていてくださっていてありがとうございます◎ (2018年9月22日 16時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三谷 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年7月30日 14時

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