◎ 変なやつ ページ5
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俺たちが座ると 弁当女子はふいに立ち上がった。どこに行くのか何となく目で追っていると、一番 端に座っている銀のとなりに座り直した。弁当女子の両となりに座っていた侑と治は目に見えて頭上にハテナを浮かべている。
「何で銀のとなりに移動したん！？そんなに俺が不満か！？」
「言い方」
「えっ…何となく？」
弁当女子は少し首を傾げてそう言った。それに腑に落ちないらしく 侑は少し不機嫌そうに顔を歪めた。
弁当女子は真顔で弁当のおかずを食べていく。……そういえば俺たちが屋上に入ってきたときも少しの間目を見開いただけで 特に興味を示さなかった。恐ろしいほど表情筋が硬いのか？
「何でこんなとこで、しかも一人で食べてんの？」
「…ボッチって言いたいん？あいにく一緒に食べとった友だちが最近 学校に来ーへんくなっただけやから」
「あ〜。今更他のグループ入んの難しいもんなー！大体グループ決まってきとるし」
俺の問いに俯きながら答えた真顔弁当女子。暗いなー、そこはかとなく暗い。
「ところで君らの名前は？」と話題を変えられた。聞かれたくなかったことなのかな。
「俺 宮侑ー」
「治」
「銀島結」
「角名倫太郎」
「ほーん…ってお前らか、アツムとオサムて」
「知らんかったん？侑と治」
「女子が話しとんのは知っとったけど」
「そういう浮かれた話には興味ないんだ？」
「んー…
周りの女子とは少し違う感じ。女子なのに やけに冷めてるし周りのこういう話も興味ないとは。…へー。こういう奴もいるんだ。
女子に普段これでもかってくらい囲まれてる侑と治も、この真顔弁当女子には興味津々らしく。治なんかは昼飯そっちのけで真顔弁当女子の話を聞いていた。
「…で？真顔弁当女子の名前は？」
「それ……真顔弁当女子って うちのこと？」
「うん。それとも銀のことだと思った？」
「俺はどこからどう見ても男やろ！！」
「ふっ…ふふ。角名やったっけ？ネーミングセンス死んどるな」
「…
「俺こんな下品なん！？」
「おん」
「待って、うちまで下品みたいやん」
ふわっと笑う真顔弁当女子は伊東Aというらしい。常時 真顔の割にちょっとだけ、ほんの少しかわいいとか思ったり。
「Aは、」
「初対面で呼び捨てなん？角名」
「それ言ったらAだって」
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三谷(プロフ) - 湯華さん» わー！笑っていただけて光栄です！更新頑張らせていただきます◎コメントありがとうございました！ (2018年10月8日 17時) (
レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» いえいえー！むしろ更新を待ってくださる方がいると分かって安心しています…！拙作ではありますがこれからもよろしくお願いします！ (2018年10月8日 17時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
湯華 - やっても出来ひん子に笑ってしまいました笑笑 更新ガンバです。待ってます！l (2018年9月30日 1時) (レス) id: 48b626f6e7 (このIDを非表示/違反報告)
湯 - すいません！配慮が足りませんでしたね！更新ありがとうございます！いつまででも待ってますので安心してください！ (2018年9月25日 4時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» ひゃーー！！更新遅くなってしまいすみません汗 何ぶん受験生なもので…少しでもご理解頂けたら嬉しいです* 待っていてくださっていてありがとうございます◎ (2018年9月22日 16時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
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