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○ その他大勢の中に ページ14




黙々と手を動かし続ける。銀くんも一生懸命やってくれて、一人でやる時よりも早く切り上げられそう。ありがとう、もういいよ と声をかけようとすると誰かが教室に入ってきた。


クラスの女子にでも銀くんと一緒にいるところを見られたら終わりだ。きっと優しい銀くんの株を下げてしまう。

なんと弁解しようか迷いながら教室に入ってきた人を見ると、うちの担任が立っていた。



「伊東?てか何で銀島がいるんだ?」

「…おー」

「返事になってねえよ!」



ノリがいまいち好きじゃなくて今まで一度も話したことがない。あの爽やかな笑顔の裏に何かありそうで怖い。



「まあ何でもいいけど!銀島、お前部活あるんだろ?侑が怒ってたぞ」

「やべ、北さんに怒られるわ…。ほな伊東さん、また明日!気ぃつけて帰りな!」

「…ありがとう銀くん!」

「おお!」



手を振りながら駆けていく銀くんにうちも振り返す。

何となく居心地が悪くて帰ろうとすると担任に呼び止められた。露骨に嫌な顔をすると担任は苦笑した。



「あのさ…言いにくいんだけど」

「はあ」

「伊東 クラスの女子に良くないことされてるだろ?」



適当に躱すような言葉をぐっと飲み込んだ。

信じられなかった。大人は都合の良くないものに目を瞑る人達だと思っていたから。うちが呆然としていると「俺に出来ることなら力になってやりたい」と言って目を細めた。


気付いてくれる人がいた。手を差し伸べてくれる人が、近くにいたんだ。

その事実に泣きそうになった。


◎ 味方は、→←◎ 水底は寂しい



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三谷(プロフ) - 湯華さん» わー!笑っていただけて光栄です!更新頑張らせていただきます◎コメントありがとうございました! (2018年10月8日 17時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» いえいえー!むしろ更新を待ってくださる方がいると分かって安心しています…!拙作ではありますがこれからもよろしくお願いします! (2018年10月8日 17時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)
湯華 - やっても出来ひん子に笑ってしまいました笑笑 更新ガンバです。待ってます!l (2018年9月30日 1時) (レス) id: 48b626f6e7 (このIDを非表示/違反報告)
- すいません!配慮が足りませんでしたね!更新ありがとうございます!いつまででも待ってますので安心してください! (2018年9月25日 4時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
三谷(プロフ) - 湯さん» ひゃーー!!更新遅くなってしまいすみません汗 何ぶん受験生なもので…少しでもご理解頂けたら嬉しいです* 待っていてくださっていてありがとうございます◎ (2018年9月22日 16時) (レス) id: e5d6d01a77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三谷 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年7月30日 14時

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