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続き
頑張ってくすぐったいのを我慢していると、ねすさんが私の右手の指と爪の繋ぎ目をコスコスと触ってきたり、指と指の間を爪で優しく触ったりしてくる。どえっちだ。
「くすぐったい?」
右耳のすぐ近くでねすさんの声がする。私は頷くことしかできなかった。声を発したら、良くない声まで出てしまいそうだった。
「え、声に出して言ってみてよ。くすぐったい?」
私は必死に頷く。それでも許してくれなかった。耳にフーっと息を吹きかけられる。このままだとドンドンエスカレートするかも、そう思い言葉を発する。
「くすぐったい、です。」
「ん、いー子。」
右手を恋人繋ぎされる。あわー、ねすさん、手が大きいですね。なんて、色々考えてみても気は紛れなかった。
私はもう両隣からの刺激に耐えるのが精一杯で、クラクラとしながらハイボールを喉奥に流し込んだ。
私の心臓は飲み会が終わるまで持つのだろうか。誰か助けてください。私はまた、心の中でヘルプを要請した。
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作者名:ゆぢ | 作成日時:2023年12月21日 16時