短編2 (ページ39)

今日:9 hit、昨日:28 hit、合計:11,192 hit

学年集会 🐈 ページ39

学パロ🐈

学年集会が体育館で行われるのにしたがって、私は今体育館で名前順に整列しながらぼっーと前の人の後頭部を眺めていた。どうやらまだ集会の開始時間になっていないらしく、前の人から順番に座っていく

体育館の床に座って胡座をかくと、途端に眠気が襲ってきた。お昼ご飯を食べた後の五時間目はいつも眠い。こんな時間に学年集会があっては大変だ

私はこの眠気をどうにか振り払おうとその場で腕を上にあげて背伸びをし、周りをグルグルと見渡す

すると何個か隣の列の後ろに見たことある人がこちらを見ているのに気付く。あれは……くるずくん、かな？確かしょうたの友達だったような気がする

私は目が合っている状態の彼に手を振ってみる。これで私の勘違いだったら……まぁ、その時考えよう

すると彼は体をびくりと反応させて、目だけで周りを見てから自分のことを指差して頭を傾げた。その仕草は"自分ですか？"と聞いているように見えたので、私はうんうんと2回頷く

すると、彼はこちらに手を軽く振り返してくれた。私はそのことが嬉しくてまた手を振り返す。この学年集会が終わったら一番に彼に話しかけよう

彼と仲良くなれる気がして、ワクワクした