短編2 (ページ3)

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ガチ恋は絶滅危惧種ですか？ 🧣 ページ3

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「"meiyってガチ恋いるの？"いるよ〜、絶滅危惧種だけど。一人見っけたことある」

いつものランク配信を見ながらチルタイムを過ごしていると、ガチ恋の有無について聞かれている私の推し。絶滅危惧種と本人は言ってるが、実際は沢山いると思う

かくなる私も所謂彼のガチ恋勢の部類だ

「でもねぇ、なんかソイツ最近他の配信行ってるんだよね」

胃がキリキリとしてきた。コメント欄は大盛り上がりだが、ガチ恋としては触れて欲しくない話題だった

それにしても、その方はmeiyさんに認知されているとは…凄いな

大好きなミルクティーを一口飲むが胃のキリキリは治らない

コメントに"浮気されてて草""ドンマイ"と憐れむような言葉が書き込まれていく。私はそれを見ながら傍観することしか出来ない

「いや、それな！これって浮気だよね。んふふっ、マジでさいてー傷付いた」

笑いながら喋る推しはなんだか楽しそうで、見てるこっちまで楽しくなってくる

私はタブレットの画面を操作していつも楽しませてくれてありがとうの意を込めながら無言でビッツを投げる

「あっ笑いるじゃん本人〜！おい、浮気してんじゃねーぞ」

どうやらコメント欄にご本人が登場したらしく、彼のテンションが上がっている

一応コメント欄を見てみるが、私にはどなたのことなのか分からなかった。私はただの一視聴者だしそれもそうだよね、トホホ

「この前配信だけでは飽き足らず、FENNELポップアップ行ってたのも知ってるからね？俺見たからな、クソ近い距離でチェキ撮ってんの」