どろっぷ (ページ6)

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｢辛いね、、ん？……大丈夫だよ｣

降りてくるの遅いなぁって思って様子を見に行ったら、久しぶりの光景

｢どこが辛い？｣

｢、、ぁた、ま、、、、グラグラ、する｣

｢しんどいな、、もう少しで涼太が冷たいの持ってきてくれるからね｣

俺が持ってきても良かったのに、
わざわざ行ってくれた涼太、。

なぜ？

とか

俺じゃ不安？

とか

まあ色々思ったけど、彼なりの優しさなのかもとか思って勝手に解決。

｢Aどう？｣

｢あぁ、辰哉。ちょっと熱高いかな｣

｢何度？｣

｢8.3。久しぶりに体調くずしたから、一気に来たって感じ。｣

しんどいなぁ、、って怖いくらいに甘い顔してAの頭を撫でてる辰哉は

この家の最年長とは思えない。

｢あっ今日、俺休みだから｣

｢えっ、わざわざとったの？｣

｢んなわけ笑。そんなことしたらAに怒られちゃうよ、ね〜？｣

やっぱり最年長には見えない

｢たまたま休みになったんだよ。珍しく｣

この言葉に嘘はないだろう。

｢よかった、。Aも安心だね｣

｢それは翔太に喧嘩売ってる？笑｣

｢ちょっ！違うから！！｣

｢はいはい、病人いるんだから｣

たくさん色んなもの持ってきた涼太に宥められ(宥められるくらいの喧嘩じゃないけど)

｢じゃあ、俺たちは普通に仕事だからね、準備しよ。｣

と言って俺を引き連れて部屋を出た。