ice grain 【短編集】

幸せになって ページ1

：nb


「翔太なにかやることある？」

おかしい

「あ、俺明日いないから夜ご飯冷蔵庫に入れておくね 、温めて食べて」

やっぱりおかしい





中学の時 部活の練習で足に大怪我を負ってしまった俺はそれ以来車椅子で生活している

全く歩けないほどではなかったがやっぱり生活は困難で


その時 本当に小さい頃から幼馴染の涼太が人一倍心配してくれて俺の身の回りのことを手伝ってくれたり、俺の家まで来て世話してくれることもあった

そして大学2年になった今でもその関係は全く変わらず





いや少し変わった









俺らは同居人になったのだ

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