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え
うそ
ほんとに
「トレイ、もうちょっとロマンチックな再会はなかったの？」
「これが限界だよ」
トレイ
あぁ、
そっか
「トレイ、さん？」
いるんだ。そこに。
「…正解」
視界が明るくなり、後ろを向く。そこには、花屋でしか見られなかった顔があった。
「トレイ、さ、ん」
「まさかいるなんてな」
にへらと笑う彼が懐かしくて。
「…って、」
「ぅ〜〜〜」
「…泣くなよ」
頭を撫でられ、もっと涙が出た。
あぁ、
やっぱ、好きだな
「ぐず、うぁ」
「俺、そろそろ帰るね〜」
「あぁ」
彼の気配がなくなり、私と2人だけになった。
「よか、た」
「俺も、」
ただただ嬉しかった。
そして、好きが溢れた。
失恋なんて、忘れてしまうぐらいに。
「…チューリップさ」
急に振られた話題に息を素早く吸った。
「嬉しかったよ」
「『新しい恋』だなんて」
「あ、」
伝わってしまった。
しかも、違う意味で
しかし、今はそれでもいいと思えた。
「つまりさ、」
「俺に恋してるってことか？」
「っ〜〜〜」
瞬時に顔があつくなり、思わず顔を逸らした。
「ちゃんとこっち向いて」
無理矢理視線を戻され、悪戯っぽく笑う彼の顔が暗闇に浮かんだ。
「それで？」
にやにや笑う彼に反抗したくなって、私も頑張って笑って見せた。
「トレイさんは？」
予想外の反応だったのか、彼も顔を赤らめた。
「好きだよ」
「…んへへ」
こつんとおでこが当たり、頬を優しくなぞられる。
「私も、好き」
彼の手の甲をぎゅっと握ると、頭を撫でられた。
「…トレイ、って呼んでくれないか」
気恥ずかしそうに言う彼が、すごく愛おしく思った。
「…トレイ」
そのまま、唇を優しく奪われる。
触れるだけのキスが何度も続き、息が苦しくなる。
「…は」
トレイが私の唇を指でなぞり、目を細めた。
「…いいか？」
「3年生になったら、ね？」
「…わかったよ」
不服そうに私の肩に顔を埋めるトレイは、この世で1番かわいかった。
あぁ、
君を好きでよかった。
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すいへ(プロフ) - 破壊の伝導者さん» 金髪が特に似てますね() (2021年3月11日 0時) (
レス) id: 9e28aa5906 (このIDを非表示/違反報告)
破壊の伝導者(プロフ) - ルーク君が、ヒロアカの青山君に似てるって思ったのは、吾輩だけか？ (2021年3月5日 13時) (レス) id: f479ce3622 (このIDを非表示/違反報告)
アイス(プロフ) - いえいえー！今回もとってもキュンキュンしました…次回作も楽しみにしてます…！ (2020年12月30日 23時) (レス) id: 2a92e5b9df (このIDを非表示/違反報告)
すいへ(プロフ) - アイスさん» ほんとだあああ！！！！何から何まで…本当にありがとうございますヽ(；▽；)ノ (2020年12月30日 22時) (レス) id: 9e28aa5906 (このIDを非表示/違反報告)
アイス(プロフ) - あ、あと22のエース君のセリフがすみませんじゃなくて、すませんになってます…！！ (2020年12月30日 22時) (レス) id: 2a92e5b9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すいへ | 作成日時：2020年12月30日 19時
