幼なじみはマネージャー?!［HIKAKINさん］

間接キス(HIKAKINside) ページ13

「よし、じゃあ食べよっか!!」
Aちゃんが目をキラキラさせて大きく頷く。
「「いただきますー！」」
Aちゃんは大きく口を開けてクレープにかぶりつく。
「お、おいしい…」
Aちゃんが花が咲いたような笑顔になる。僕は喜んでくれて嬉しいなぁ、と思った。
僕はチョコケーキを口に頬張った。うまぁ…!!
チョコが濃厚で美味しい…。ふと、気付くとAちゃんのクレープもとても美味しそうだ。僕はまた食べに来ようかな、と思ってクレープを見ていると
「あれ、光…。クレープ食べる？」
Aちゃんは笑ってクレープを差し出した。
僕は
「え、いいよいいよ。食べたいでしょ？」
「ううん、大丈夫だよ。これ食べてみて！すごい美味しいから！」
Aちゃんに押されて僕はクレープにかじりついた。イチゴがとても美味しくて不思議な感じがした。
「ありがとう、このケーキも食べる？」
Aちゃんは大きく頷いて
「うん！」
僕がケーキとフォークを差し出すと美味しそうに食べている。
「美味しい！ここ最強(笑)」
僕たちは笑いながらいろんな話をしていた。


すこし一息ついて僕はふと考えた。Aちゃんのクレープを食べた…僕のケーキをAちゃんが食べた…。あれ、これって…
間接キス…?!?!
嘘じゃん。気づかなかった…。Aちゃんは…
気づいてないみたいだけど…。どうしよう、黙っておくべきだよね…。

次は僕が恥ずかしくなってきた…。

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