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ﾐｶｻ「エレン大丈夫？うなされてた」
『変な夢でも見てたの？』
ｴﾚﾝ「父さんと、会ってた気がする…」
『え、そんな…』
ﾐｶｻ「まさか、夢だよ。」
ｴﾚﾝ「そうか…」
『2人とも、行こう。食料の配給があるみたい』
ｴﾚﾝ「わかった」
ﾐｶｻ「ここ、食糧庫だったって、船で来た人は皆んなここに集められている。」
『私たちはまだ生き残ったわけじゃないみたいね』
ｱﾙﾐﾝ「Aー！エレンー！ミカサー！」
『アルミン！』
ｱﾙﾐﾝ「ほら、間に合ったよ、おじいちゃんが子供の分だからってもらっといてくれたんだ！」
『「ありがとう。」』
「チッ」
ｴﾚﾝ「なんだあいつ…」
ｱﾙﾐﾝ「仕方ないよ。この配給、多分人数分ないんだ。それが1日分だって。」
『避難民が多いし、元々食料不足だったのもあるみたい…』
ｱﾙﾐﾝ「そうそう。外側に住んでいる人ほど大事にされないのは知っているでしょ？」
「なんでよそもんのために俺たちの食料を…」
『えっ？』
ｴﾚﾝ「なっ」
「どうせ巨人が壁を登ってきたならもっと食って減らしてくれればよかったんだ」
ｴﾚﾝ「くっ」
『エレンまって』
ｱﾙﾐﾝ「エレン！」
「これじゃ食料不足になる一方だぜ」
ｴﾚﾝ「ぐっ」
エレンは兵士の脛を蹴った。
兵士「いてっ何すんだこのクソガキ！」
エレンは何回も殴られた。
『エレン！』
ｴﾚﾝ「知らないくせに…お前なんか見たこともないくせに！巨人が、どうやって、人を…」
「う、うるせぇ！」
ｱﾙﾐﾝ「ご、ごめんなさい！お腹が空いてイライラしてたから、だから大人の人にこんな失礼なことを…」
『エレン、大丈夫？』
ｱﾙﾐﾝ「ほ、ほんと、ごめんなさい。」
「たく、お前達が飢え死にしないで済むのは俺たちのおかげなんだぞ子供だって、それくらいの感謝の言葉くらいもつものだ！」
ｱﾙﾐﾝ「はい！」
ｴﾚﾝ「くそ…誰があんな奴らの世話になるもんか…」
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作者名：アル | 作成日時：2023年11月23日 2時
