亡命客37 ページ40
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私はすぐさまエーミールさんへ深々と頭を下げる。
「す、すみませんでした！つい、昔のくせで、気になることや会話に繋がったり知識になりそうな事は聞いてしまうんです………………。」
「い、いえいえ！興味を持っていただけてありがたいですから！いくらでも説明しますよ！」
あたふたとしながら、エーミールさんは私を擁護する発言をしてくれた。ほっと胸をなでおろしていると、周りの方々がニヤニヤとしながらエーミールさんを見ていた。
「エミさんは知識あるからな。」
「お滑りマンやけどな！」
「やめてくださいよ！」
………………お滑りマン？なんだろ、よく滑って転んでしまうような体質なのだろうか？一人で考えこんでいたら、エーミールさんから『気にしないでくださいね！』と一言。あまり深く探らない方が良さそうなので、とりあえず頷いておいた。
しばらくしておちつくと、エーミールさんがコホン！と咳をひとつ。その後に話し始めた。
「では、このニルギリについて説明をしますね。これは、この国の南西にあるセイロンという国で作られた茶葉ですね。セイロンでは、アッサムの次に生産量が多いとされています。飲んでみたらわかることですが、渋みが少なく、柑橘系の香りがする紅茶ですよ。」
そう説明しながら、エーミールさんは手際よく紅茶を入れ始めた。カップやポット、お湯の温度を正確に、蒸らす時間もきっちりとはかっていて、仕事が丁寧だ。
………………これは、確かにこの人に紅茶を入れてもらいたくなるなぁ。
「さて、出来ましたよ。」
「やったぁ、お茶会開始めう〜〜〜！」
「エーミールも飲んでくやろ？」
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
「では諸君、始めるとするか。」
その総統閣下の一言で、それぞれ紅茶やお茶菓子に手を伸ばす。
私はまず、気になっていたニルギリを1口。
「………………！美味しいし、飲みやすい！」
その一言で、皆さんはこちらを笑顔で見ていた。
「入れ方がいいからかな。」
「いやいや、茶葉がいいものだからですよ。」
ひとらんさんの褒め言葉に、謙遜をするエーミールさん。和やかな雰囲気に、何だか自然と頬が緩んだ。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
