亡命客23 ページ25
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私は、じぇーけーというのを知らない。御三方がわいわいと話している会話にその言葉が出てきたが、意味がわからな買った。
どういう意味か気になって、トントンさんに質問をすれば、三人は腹を抱えて笑いだす。
少し不安に思っていれば、トントンさんはすまんすまん、といいながら息を整える。
「マクライアンさんのとこで、高校に通う女子は、なんて呼ばれとったん？」
「えっと、学女、ですかね。」
うちの国は、学ぶ生徒に遊びなんぞなく、ただただお硬い呼び方ばかりをする。つまらない国なのが丸わかりだ。
三人はそれを聞いた後、こんなふうに説明をしてくれた。
「俺らんとこやと、女子高校生って呼ぶんやけどな、それを略してJKって言うんよ。」
「オスマンさん、男性でしたよね？」
「オスマンは無駄に女子力あるからな。」
言われてみれば、オスマンさんは仕草が女性っぽいし、お菓子や恋の話も好きだ。JKと例えても違和感はないかもしれない。
「ま、そろそろ戻るか。」
その言葉で、三人が車に乗り込もうとしたが、私は一つ言わなければならないことがある。あの、と声をかければ、三人がこちらへ目を向ける。なんと言われルカはわからなかったが、それでも、何故か言わずにはいられなかった。
「一応、彼らは私の部下でもあった身です。難しい事ではあると思うのですが、なるべく丁重に扱ってはいただけないでしょうか。」
驚きを含みながらこちらを見つめる六つの瞳に怯みそうになったが、私は三人をそれぞれ見る。
「国を出た罪滅ぼしのつもりか？」
「いいえ、そんな思い、一切ありません。これからも絶対に無いです。」
「こいつらは、お前を殺そうとしたんだぞ。」
「ええ、それは重々承知です。実際に、戦いましたから。」
「では、興味本位で聞こうか、なぜ、そうしたがる。」
睨むような紅い瞳に、尻込みしそうになった。言ってもいいのか、少し考えてしまった。これはただの私のわがままなのだ。
だが、こういうタイプはハッキリと言わなければ引いてはくれないだろう。私は、正直な思いを彼に言った。
「国ではなく、彼らに心残りがあっただけです。私は女です。それゆえに、待遇的にいい上司とは言い難かったでしょう。私はいい上司になってみたかった。そういう我儘です。」
もう私、上司じゃありませんけど。
それらの言葉を、笑えて話せているかは、私にはわからなかった。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
