最悪の呪詛師の妹は【呪術廻戦】2 (ページ38)

今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:39,263 hit

81. ページ38

渋谷駅構内

虎杖side

虎「(コッチであってるよな、)」
改札を飛び越え、駅構内を走る。
虎「(人が全然いねぇ‼︎ 駅の中に大勢閉じ込められてたんじゃなかったのか⁉︎)」
少し走ったところで誰かが立っているのを見る
伏黒みてぇなトゲトゲの二つ結び
ソイツは、俺を見た瞬間攻撃を仕掛けてきた。

______________________________________________
noside

虎杖悠二(弟の仇)を認識した瞬間、脹相は攻撃を仕掛ける

赤血操術「百斂」
血液を加圧し、限界まで圧縮する技。
「百斂」で圧縮した血液を一点から解放し、撃ち出す。
呪力で強化された血液の初速は音速をも超える。
赤血操術奥義_______
その名を、

　「穿血」

______________________________________________
虎杖side

飛んでくる攻撃。
顔の前で腕をクロスして攻撃から守る
虎「(ヤバイ…‼︎ 貫かれる‼︎‼︎)」
ぐっ、と身を捻って攻撃を受け流した
虎「ﾂﾞあっ‼︎‼︎」
「百斂____穿血‼︎‼︎」
棘頭が繰り出した瞬間走る俺。
そのまま一発入れる
虎「〜〜っっ‼︎」
殴った左手に痛みが走る。
攻撃を防がれたと同時に俺は後ろに下がった。
虎「(傷が深い。痛みは来ると分かっていれば我慢できるが、それ以前にもう思うように動かねぇ。……だからこそ、左でも攻める。)」
「…オマエに、聞きたいことがある。」
一言、呪霊が言った
「弟は、最期に何か言い遺したか？」
虎「弟……！？」
チッ、と舌打ちをする呪霊
「オマエ達が殺した二人の話だ」
思い出されるのは八十八橋の任務。
そして二人の呪霊。
虎「………別に、何も。でも、」
息が詰まる
虎「泣いてたよ」
その言葉に、目の前の呪霊は一瞬だけ目を開いたかと思うと、すぐに怒りを顕した
「壊相‼︎ 血塗‼︎ 見ていろ‼︎…これがオマエ達のお兄ちゃんだ‼︎‼︎」
溢れんばかりに感じる呪力に、俺は戦闘体制に入った。

______________________________________________
冥side

「▽亅▽(3)、▽亅(2)」
石から飛び出し、呪霊の首を狙う。
その瞬間狭い空間に閉じ込められる。
冥「フム(成程ね……)」

①棺桶に拘束
②墓石で埋葬
③3カウント開始

冥「(ここまでがこの領域の必中効果。
特定疾病呪霊だ。術式開示の観点からおそらくこの情報に嘘はないとして…、3カウント以内に棺桶から脱出できなければ、私はその病に罹り死ぬ‼︎)」
降ってきた墓石に押しつぶされる。