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76. ページ33

大野side

純「あははっ!良いの⁉︎ 逃げてるばっかじゃ倒せないよ‼︎」
ビュッッ
純が投げたナイフが頬を切り裂く
『(夏油が居なくなって、戻ってきた…、?失踪?待って、前提として、五条先生に殺されてるはず。)』
そっちばかりが気になって、どうにも攻撃に身が入らない。
純「…ねぇ、ねぇってば‼︎ ボクとの戦いに集中してよ‼︎」
声が、すぐそばから聞こえた。

瞬間、右脇腹に走る痛み。
『ッッ‼︎』
じんわりと血が滲むのを横目で確認した。
純「…ねぇ、本気でやってる?ボク、つまんないんだけど」
『…そうですね、私も、全然本気になれなくて。…気になって、仕方ないんです』
純「気になる?…あー、傑のこと?別に、今話したことだけだよ?ボク、その場にいなかったから分かんないもん」
『…そうですかっ』
間一髪で純が投げたナイフを躱す
純「…もういいや。大人しく降伏してくれるんだったら、痛くしないよ?」
『…そんな提案に乗るほど、腐ってないんで』
チャキ、と刀を構えて、ダンッと地面を蹴る
ガキンッ
刀とナイフが混じり合う
純「そう…そうだよ、もっと、もっと僕を楽しませて‼︎」
狂気的な声で言う
純「術式・執鋭(しつえい)‼︎」
瞬間、無数のナイフが合わさり、一つの刀となった
その勢いのまま振り下ろされる刀
『ッ、』
受け止めたものの、一撃が重く感じた
純「ねぇ‼︎ そんなんじゃ勝てないよ‼︎ 僕にっ、反撃しなきゃ‼︎」
横に振られた刀をしゃがんで避け、後ろに下がる
『……術式廻転(じゅつしきかいてん) 風神降臨(ふうじんこうりん)
ブワッと風が吹き、後ろにつく風神の式神
『お願い』
「ァアァァァァァアア」
ビュウッ
純「ん…っ…うわっ⁉︎」
勢いよく風が吹き、純の体ごと吹き飛ばす
宙に浮いた彼の体。
狙うなら今。

ザシュッ

宙に血飛沫が舞った

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(プロフ) - いえいえ^_^ (2022年7月28日 2時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモンティー(プロフ) - 舞さん» ホントだ……(汗) ご指摘ありがとうございます‼︎ 修正いたしました (2022年7月28日 1時) (レス) id: ed1d2b597d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 71話がないですよ〜 (2022年7月27日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 私も1つ目希望です! (2022年3月29日 23時) (レス) @page17 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
天乃(プロフ) - 1つ目希望です👍🏻🎶 (2022年3月29日 23時) (レス) @page17 id: 0d8f1d3fb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アップルレモンティー | 作成日時:2021年12月4日 22時

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