最悪の呪詛師の妹は【呪術廻戦】2 (ページ24)

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大野side

「ねーねー、もしかして、君呪術師？」
ニヤニヤと笑いながら訊く目の前の男。
見た目からすると、大学生くらいだろうか。
「っていうかぁー、高専のコ？どっち？東京？京都？……まぁ、渋谷(ココ)だし、東京の方だよねー」
言葉遣いが子供の様に思える。
『……どちら様でしょうか』
「ボク？ボクねー、純(じゅん)って言うのー。んーとね、ミミナナ姉ちゃん達の弟‼︎」
『…そうですか。』
というか、ミミナナ姉ちゃんとは…？
沈黙が降りる。

純「……みんなさ、喧嘩したの。」
ポツリと目の前の男…、純は言う。
純「なんでだろうね、ボクら家族なのに。一生埋められない溝が出来ちゃったみたいで。嫌なんだ」
『…(…何を聞かされてるんだ私は)』
純「傑がいなくなって、また現れてから、みんな喧嘩しちゃった。」
〝傑〟と言う言葉に、私は注意深く彼を見る
『(〝いなくなってから〟？〝また現れてから〟？どういうこと？)』
純「…結局さ、ボクらは、非術師(猿)が嫌いなんだよ。それは共通の認識で、絶対に不変のもの。…アイツらを守る呪術師がボクは大嫌いなんだ。だから___」
ﾋｭｯ、
彼は懐からナイフを取り出す
純「大人しく、死んでくれるよね？」
ナイフの刃がギラリと光った。
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釘崎side
新「じゃあ伊地知さんは無事なんスね‼︎」
七「出来る限りのことはしましたし、彼も元々術師を志していましたから。…それに、雨宮さんも付いている。」
ホッ、と息をつく新田ちゃん。
七「でもやはり、五条さんのことはそちらに伝わっていなかったんですね」
私と新田ちゃんを座らせ、自分は片膝をついて話す七海さん。
新「私達はすぐに室内に入ったので…。そのせいっスね」
釘「封印されてもねばるあたりホント(五条)っぽいわね」
はー、と息をつく
七「2人はここで救護を待って下さい。私は禪院さん達とB(地下)5F(階)に向かいます。」
釘「……。私もｯ」
七「駄目です」
出した声を一刀両断にされる。
七海さんは立つ
七「これからの戦いは、1級(わたし)で最低レベルです。
……足手纏い、邪魔です。ここで、待機を」
厳しいことを言っているが、私達を守る為だと理解した。