最悪の呪詛師の妹は【呪術廻戦】2 (ページ20)

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21:40
松濤文化村ストリート(〝帳〟外)

noside

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

釘崎と新田明が走る。
釘「、新田ちゃんストップ」
新「！」

「あー‼︎ スーツの女の子だぁ〜うれしいなぁ…、

男ばっかで、飽き飽きしてたの」

左側の髪を縛っている___重面春太

釘「新田ちゃん隠れてて。すぐ終わるから」

___数分前

禪院side

ﾎﾞｯ

禪院「伊地知さんが？」
呪霊を祓った後にそう問う
釘「電話が繋がらなくて…、何かあったんじゃないかと思って…。多分、伏黒たちと別れた後だから今一人でヤバいかも」
真「…」

悟(バカ)が負けることはまずないが……
真「野薔薇は明さんと伊地知さんの所へ。携帯使えねぇんだ。補助監督がいねぇと話になんねぇ。」
悟(バカ)が負けることはまずないが…、状況がどんどんキナ臭くなってる。

禪「私はとりあえずココを片付ける。……あのジジィ、やる気なさすぎる」
足元に転がってる酒の缶
直毘「おい酒」
禪「無視しろ」

それに……屋外、〝帳〟の外の方がいざという時逃げ様があるよな。

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21:44
東京メトロ渋谷駅13番出口側(〝帳〟外)

七海side

己の不甲斐なさに腹が立つなどと言うことは、今までも、そしてこれからも、私の人生ではあり得ない。

雨「伊地知君ッ‼︎伊地知君ッ‼︎‼︎」

私の目に映るのは、血を流している伊地知君と、

傷口らしき所を押さえながら、彼の名を泣き叫んでいる雨宮さん。

ただひたすらに、この現実を突きつけてくる諸悪を。

雨「ななみっ……せんぱいっ……」
ボロボロと涙を流す雨宮さん

ただ、ひたすらに。

七「ナメやがって」

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釘崎side

釘「(ブンカムラに隠れたフリをして、そのまま東急を通り抜けて。)」
新「！」
釘「(口振りから伊地知さんはアイツにやられたのかも。だとしたら急がないと)」
新「…ッス‼︎釘崎さんも無理はしないで)」

「コソコソ話？気になるじゃん」
そう言って男は剣っぽい武器を投げてくる
瞬間、トンカチで弾き落とす
「‼︎ あーあ、隠れちゃった」
呪具頼りの奴は術式持ってても中長距離タイプが多い!攻めろ私‼︎
釘「自ら丸腰とかナメプかよ‼︎」
ﾌﾞﾝｯ
「危なっ‼︎」
降ったトンカチを避けられる