最悪の呪詛師の妹は【呪術廻戦】2 (ページ14)

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虎杖side
冥「……そんな連中がウヨウヨいるのか、今までどこで何してたんだろ？」
スッとスマホを取り出す冥さん
冥「呪詛師は無視して先に進もう。まずは五条君の安否確認だ」
メ「駄目ダ‼︎ もう渋谷の状況は変わっていル。相手の結界術はコチラの数段上手ダ。
今、渋谷には四枚の〝帳〟が降りている。東京メトロ渋谷駅 B(地下)5F(階) 副都心線ホームを中心に、〝一般人を閉じ込める帳〟、〝五条悟を閉じ込める帳〟、〝術師を入れない帳〟ダ」
優「この線路の先も、〝術師を入れない帳〟で塞がれていると」
メ「そうダ。既に待機していた術師達は〝帳〟の中だろウ。〝帳〟の内側では携帯は使えなイ。」
冥「それだけじゃないみたいだ。〝帳〟外にいるハズの補助監督、奈緒とも繋がらない。」
メ「頼む。俺の指示に従ってくレ。俺のこの保険もすぐ消えてしまウ。頼ム」
虎「冥さん、」
俺が声をかける

冥「…分かった、言ってごらん」
メ「虎杖は明治神宮前に戻り、地上から渋谷に向かってくレ。五条封印を術師全体に伝達、五条奪還をコチラの共通目的に据えロ」
虎「応‼︎」
メ「冥冥は虎杖が抜ける隙を強いってくレ。呪詛師撃退後は、とりあえずこの線路を抑えておいて欲しい。だが、まだ相手の出方が分からン」
冥「臨機応変ね。ところで、君の口座はまだ凍結されてないね？」
メ「……エ？」
メカ丸が一瞬、気の抜けた声を出したが、すぐに戻る
メ「五条悟が消えれば、呪術界も人間社会もひっくり返る。済まないが、命懸けで頼ム」
優「僕は？」
メ「好きな方につケ」
優「じゃあ姉様‼︎」
元気よく答える優優……。

冥「皆、来たよ」
冥さんの声と共に、気持ち悪い呪詛師が暗闇から姿を現した。

「冥冥だな？」

冥「先に動いていいよ、合わせるから」

虎「押忍‼︎」

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noside

21:22 渋谷

日「確かに、駅に閉じ込められた分を差し引いたとしても人口密度低かったな」

直毘「改造され、建物内に待機していた人間が、今になって非術師を襲い始めたか」

七「だから我々も待機をやめ、突入……。仕方のないことですが、対応が後手に回りすぎです」