6 Rabbit ページ7
ターゲットを見つけるまでは、パーティーを楽しんでおいてください。と、入間さんは言ってどこかへ行ってしまった。
だから私は入間さんの言葉に甘えてパーティーを楽しむことにする。
よっしゃ。折角なら美味い飯沢山食べたろ。
早速料理コーナーへ足を運ぶ。
『うぇっへへへへ、美味しそうなご飯が沢山あるううう⤴ ⤴⤴』
流石お偉いさんのパーティー。
料理の全てがめっっっちゃ美味しそうやねん!!!
私は遠慮することなく、色々食べて回っていた。
すると。
「お姉さん1人?なんならお話しようよ」
誰かに話しかけられた。
話しかけてきた人物を見ると、若い男性が立っていた。
その顔に見覚えがある。
……確かこの人今回のパーティーの主催者の息子……だったかな?
えええぇ、私1人で料理食べて回りたいんだけどなぁぁぁ。
『1人で過ごしたいので結構です』
そう言うと。
「はは!僕が御曹司だからって遠慮することないよ!お姉さん謙虚だなぁ!」
彼はそう言って高笑いをした。
えええぇ、こいつなにいいいい!?
自分で御曹司って言ったよ!?
でもお偉いさんの息子だから強く当たれないしなぁ。
「お姉さん身長高いね。いいね。僕、身長高い女の子好きなんだ」
お前の好みは聞いてねぇ。
御曹司は私の腰に手を回してきた。
そして私を引き寄せる。
そのせいで顔がアップに見える。
……おお。
『……うーーん。入間さんの方がかっこいいな』
顔面だけのの話だったらだけどね。あの人胡散臭いけど。
また口から零れていたのだろう。
目の前の彼は眉間に皺を寄せていた。
そして顔を更に近づけてきた。鼻先が当たる。
えー、キスする直前みたいじゃん?いやん照れる(棒)
「……入間って誰」
そう聞かれた。
その直後。
「私ですよ」
聞き覚えのある声が聞こえ、肩を掴まれる。
そして身体が後ろへ引かれたので、御曹司と距離をとることができた。
後ろを見ると、入間さんがいた。
「どうも。私は入間銃兎と言います。私の連れになにか用がおありですか?」
そう言って綺麗に笑う。
……相変わらず胡散臭い笑顔だな。
「……あ。え、と…あはは、すいません…」
御曹司は入間さんの登場で動揺し、そそくさとどこかへ行ってしまった。
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胡瓜しらす(プロフ) - キエェェェエエェェェエエエエエェエェェエエエエエ尊い………… (2021年4月25日 16時) (レス) id: 25950665d2 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼きポン酢 - 最高すぎます (2021年4月2日 13時) (レス) id: 2041172a3b (このIDを非表示/違反報告)
ヒプマイlove - 最高すぎです。もうなんなんですか!キュン死するかと思いましたよ!大好きすぎてどうしたらいいんですか。本当にありがとうございました。こんなに素敵な小説初めて出会いました!!かっこよすぎ!次、理鶯さん(最推し)がいいな…(上目遣い)すみません。図々しくて… (2019年8月30日 0時) (レス) id: 8a3696dd70 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ヤバいです!カッコよすぎる銃兎さん…!!応援してます!これからの作品もがんばってくださいね! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 86ef9860a7 (このIDを非表示/違反報告)
メビウス(プロフ) - 返信がとても遅くなってしまってすいません(--;) 45Rabbitのところに気づいてもらえて嬉しいです!地味に数合わせ苦労したので...(;´ω`) 最後まで読んでくださってありがとうございました!! (2019年6月5日 1時) (レス) id: 75ad7ad27c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メビウス | 作成日時:2019年2月16日 18時