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「MW、入るわよー?って、あら?お客さん?」
「あっ、ヤヨイ姉ちゃ………………マネージャー。」
「セーフ!スタッフさんはまだ戻ってないわ!!」
「っしゃ危ね…。」

『何の話か分からないけど、随分キャラが違うね…?』

苦笑するホソギヒョンに気付かないふりをして、マネージャーに視線を向けると…

「あれっ、テヒョンさん?」
「むぅさん!あいたかたよぉ!」
「わっ、ジミンさんまで…だぁっ?!」
『オーヤージミナぁ!危ないだろ〜!』

マネージャーの後ろから(隠れきれてないけど)ひょこっと顔を出したのは、テヒョンさんとジミンさんだった。
ジミンさんは私を見るなり飛びついてきたので、床に座り込んでいた私は押し倒される形になってしまった。助けて。ヤヨイ姉ちゃんこっち見て。ヘルプ。

「ああ、その2人ね。日本語で必死に、MWに会いたい〜!って言うから、可愛くて連れてきちゃった!」
「…そんなペット感覚で…まあ、良いんですけど。それよりあの」

『アイゴ〜!なんでホソギヒョンが居るんですか!』
『抜け駆けずるい!俺も話したかったのに!』
『ごめんってば〜!言わなかったことは悪かったよ!』

『そこ、喧嘩しないでください。』
『『…はぁい。』』

静かになると同時に、ジミンさんと目が合う。
あの、とりあえず退いて欲しいんですが…。

『…MWさん、メイク変えたの?』
『え、ああはい。崩れちゃったので、1度落としてナチュラルメイクに…』
『へえ、可愛いね!こっちのMWさんも新鮮で好きだなぁ。』
『…あ、りがとう、ございます…。』

そう言って私を押し倒した体制のまま、私の頬を優しく撫で目を細めて笑う彼。
流石のポーカーフェイスもちょっと崩れてしまったため、片手で口元を隠し目線を逸らした。
いや、これは、仕方ないよ。慣れてないもん。

『……』
『…あの、ジミニオッパ、そろそろ離れて頂けると…』
『っあ、ごめん!!すぐ退く!!』

声をかけると、彼は言葉の通りすぐさま飛び退いた。
そのまま勢いよくホソギヒョンに衝突して怒られてたけど。

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作者名:りいた | 作成日時:2021年9月15日 12時

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