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ジミンさんの小指を離すと、部屋のドアが開いて2人の人が入ってきた。
RMさんとJ-HOPEさんだ。

『あれ、お客さん?あ!』
『!MWさん、お久しぶりです。』
『お久しぶりです、RMさん、J-HOPEさん。すみませんいきなり。』

ペコ、とお辞儀をすると、後ろの方で『僕が連れてきました!』とドヤ顔のジョングクさん。無邪気か。

『ああ、ジョングガ…こちらこそすみません。』
『あはは、いえ。ご迷惑でさえなければ自分は大丈夫なので。』
『うわぁ、しっかりしてますね。ジョングギと同い年か一個上?』
『惜しい、一個下です。…他言無用でお願いしますね?』

わぁ〜チンチャ?と口元に手を当てて目を丸くするJ-HOPEさん。みんな同じような反応するな。そんなに意外だろうか。

すると後ろからトントンと肩をつつかれる。振り返るとユンギさんが立っていた。

『…作曲とかって、何使ってる?』
『あ、今はこういうの使ってて…随分使ってますから、もうこんなに綺麗じゃないですけど。』
『へぇ…あ、これ俺も使ってた。』
『!良いですよねこれ。個人的にこっちのも…』
『ヤー!二人の世界に入らないでよ!』

私とユンギさんの間にズカズカと入ってくるJINさんとテヒョンさん。そうだよね、私ばっかりユンギさんを独占する訳には…。

割り込まれたユンギさんは余程音楽の話がしたかったのか「チッ」と大きめの舌打ちをした。あれ、JINさんって1番お兄さんじゃ…?

『MWさんはみんなのものでしょお!』
『あえっ、自分ですか?』
『えっ、他に何が…?』

首を傾げているとJINさんが不思議そうな顔で『この子マジで?』とテヒョンさんに耳打ちする。聞こえてますが…。

するとテヒョンさんが前に出て私の手を取る。
…ん?

『俺たちみんな、MWさんの事結構気に入ってるんだよ?ユンギヒョンより』
『おい、一言余計だろ。』
『そうそう!あのステージ見て惹かれないわけ無いよね〜。歌もダンスもすごく綺麗だったし!』

そう言ってJ-HOPEさんが肩を組んでくる。これが男の距離感ってやつか…?まだ私には難しいなぁ。

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作者名:りいた | 作成日時:2021年9月15日 12時

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