54話 ページ12
全員が席に着き終わると、俺はグルッペンに促され、グルッペンの席の横へ行く。
gr「注目しろ。先程本人からの紹介があったように、俺の兄上が此処へ滞在することになった。」
グルッペンが声を発するとざわざわとしていた食堂が静まる。
改めて紹介されると、皆は笑顔で歓迎をしてくれた。
ut「じゃあ、此処の案内もせんといけんなぁ。」
鬱がそう言うと、皆も、あー、と声をあげる。
gr「じゃあ、俺が案内しよう！」
先程の格好いい表情とは打って変わって子供のような表情で言う。
するとすかさずトントンが呆れた声を出す。
tn「グルさん…、あんたまだ書類終わってないやろ。それが終わるまで部屋から出たらあかんで。」
そうか…グルッペンは総統だからホイホイ予定を入れる訳にはいかないのか。
グルッペンが寂しそうな顔をする。
…こいつ本当に総統なのか？まるで幼子のように表情がコロコロ変わる。
「…グルッペン、また今度、書類が終わったら街へ出掛けないか。その時に飽きるまで話せばいい。」
そう言うとグルッペンは嬉しそうに笑い頷く。
周りを見るとその表情に驚いていた。
どうやらこの表情は俺限定らしい。
兄として信頼されているのだろうか。
そう考えると嬉しい反面、何故か少しだけ怖くなった。
続く (更新停止中)
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GREENS - やばい…これは面白すぎる！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 11時) (
レス) id: 63cda1f554 (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 面白くて一気に読んでしまいました！更新楽しみに待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2019年2月14日 21時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
リトル - カイさん» ありがとうございます！好きと言って頂けて嬉しい限りです…！お気遣いありがとうございます、更新お待ち下さい！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 羅朱☆MKRさん» ありがとうございます！お気遣いありがとうございます、頑張ります！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 74さん» ありがとうございます！嬉しいと言って頂けてこちらも嬉しいです！更新頑張ります、コメントありがとうございました！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リトル | 作成日時：2018年1月17日 20時
