貴方は人気YouTuber？！2

どうする？ ページ7

としみつside

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今日の撮影も集合時間にかなり遅れて最後に到着した。それはいつもの事のはずなのに、皆は怒っとるのかなんなのかわからんがシンと静まり返っていた。

「すまん遅れた。そろそろいい加減に時間守るわ…。ほんとごめん。」

自分では精一杯反省の気持ちを表したつもりだけど、俺は不器用だからこんなんしか言えない。

虫「としみつ、そこ座って？」

沈黙を破ったのは1番深刻そうな顔をしていた虫さんだった。

やっぱり怒られるのか？



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「俺はそこでAのこと聞いたんだよ」

ト「やっぱり東海も何も知らないんだ。」

ゆ「でも俺らはAがYouTube辞めたいなんて思うと思わんよ？」

ト「…そうだよな、俺達も同じ考え…だよな？」

カ「うん、もちろん、」

AがYouTubeから消えたと聞いた時、色んな感情が一気にぐしゃぐしゃになって、ぶち切れそうになった。

でも俺はあいつがYouTube辞めたいなんて思ってるわけないし、自分の意思でチャンネルを消したなんてありえない。それが俺の見当違いだとしても、彼女はYouTubeが大好きだったし何よりもすごく楽しんでた。

そんなあいつが…、何も言わずにいなくなるなんてあるはずない…。よな…？

て「とにかく、なんかの事件に巻き込まれてる訳じゃないんでしょ？」

ト「確証はないけど、この間のAの話からして、親だと思う。」

虫「反対してるって、そこまでだったんかな」

ト「分からない。でも親に反対されても尚YouTubeに動画を投稿してたAがすぐ諦めるはずないし」

し「俺たちで届けようよ」

虫「え？」

し「エールとか、プレゼント、手紙。なんでもいいから背中を押してあげられるもの！」

り「それ俺も賛成。直接会うことは出来なくても、Aの目に触れる所に言葉をかけることはできるし。」

と「それ、俺もいいと思う。」

虫「僕も」

ゆ「俺も」

ト「俺らもな？」

カ「大賛成。」

虫「…てつやは？」


て「賛成。」


俺たちは心底あいつに夢中なんだなって思った。けど、それは事実であって、あいつがいないとダメな体になってるのかもしれない。というかそう。

ウザイとか、しつこいとか思われたって帰ってきて欲しい。

もちろん、決め手は俺らの大得意分野


動画で引き戻すまでだ！


見てろよ！A…！

友達っていなくなると寂しいよね！ じゃあ呼び戻しちゃお！ 【前編】→←諦めるなんてありえない

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