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79 J.Y side ページ29
じ「そっか、付き合ってもう
5年目になる仲だったのか、」
？「そうよ」
じ「ここ、夢じゃないの？」
？「違う。ここが現実。
あなたが病院にいた時は夢。
分かる？」
じ「はぁ…なんとなく、」
何もかも衝撃的だ、ほんと。
こっちが現実なんて
考えもしなかった。
じ「忘れちゃってごめんな、
思い出した訳じゃないけど。」
？「ねぇ」
じ「ん？」
？「私の言うこと、なんでも聞いてくれる？」
じ「え？」
？「お詫びしてよ」
確かにそうだよな…
じ「何したらいい？」
？「私と結婚するって
契りの儀式をして欲しいの。」
契りの儀式…
じ「どうしたらいいの？」
？「今日の夜、満月の夜にね
0:00ぴったりに誓いのキスを交わすの。」
″この服着てね、″
そう言って渡された、
なんだか不思議な服。
形はスーツみたいなんだけど、
………とにかく軽い。
そして不思議な生地。
？「着てみて」
じ「おう」
ﾊﾟｻｯ………
あれっ
ｽｳｯ………
この服に、
生気を吸われる、
そんな気がした
？「いける？」
じ「あ、……うん…」
なんだか、
頭が
ボーッとしてきた
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作者名：puu | 作成日時：2019年1月25日 2時
