新居 ページ8
ほら、早く乗れよ。とバイクに無理矢理乗せられ、新しい家に連れて行かれる。
「おい、お前もうちょい掴まれ。」
そういって、私の右手を掴み自分のお腹へと動かすが、男に耐性がない私はすぐさま背中に戻してしまう。
「振り落とされてえのか？」
『すいません』
すぐにお腹へと持っていく。
見た目は細いのに意外と筋肉があることに驚いた。
そして、荒っぽい運転に揺られ15分。
ようやく新居に着いた。
割りと大きな一軒家で、表札には"市橋"と書かれていた。
『でっか』
「ほら、入るぞ。」
家に入り、リビングまで連れられると、お義父さんとお母さん、そして、知らない女性がいた。
「A〜、遅くて心配してたのよ！哲人くん、連れてきてくれてありがとね！」
「あ、はい」
お母さんにお礼を言われ、アイツはそっけなく返事をする。
『だって、そんなん聞いてなかったし、』
「あら？言わなかったかしら？」
言ってねぇわ！！！
と、荒ぶる心を抑え、コクンと頷いた。
「あ！A！！挨拶して！」
「卓弥さんのお母さん。あんたのお祖母ちゃんになる方よ！」
『相澤Aです。これからお世話になります。』
深々と頭を下げると、
「そんなかしこまらないで。新しい娘と孫ができて嬉しいわ〜」
優しく微笑んで、よろしくね。と握手をしてくれた。
「よかったわね、哲人。こんな可愛い妹ができて」
「別に」
いや、ほんとに思ったんだけど、
お父さん優しくて、おばあちゃんも優しい。
なんでコイツだけこんなんなっちゃったの？
「あ！哲人。Aちゃんに部屋を案内してあげて。」
おばあちゃんに頼まれると頭が上がらないのか、素直に頷いた。
こいつ、もしや生粋のおばあちゃん子か。
可愛いとこあんじゃん
「ここがお前の部屋。んで、トイレはそこ。風呂は階段おりて右。」
そう淡々と説明をし、隣の部屋へ入っていった。
え、私の部屋の隣、アイツの部屋かよ！！！
自分の部屋に入り、大きなフカフカなベットにダイブする。
『うわ、フカフカ〜』
仰向けになり、天井をぼーっと眺める。
てか、あの先輩たちどうなったんだろう。
そんで市橋哲人って何者？
悶々といろんなことを振り返りながら、眠りについた。
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miyuyun0914(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！更新はお終いなんですか？内容好きなので続きを読んでみたいです！！ (6月25日 21時) (
レス) @page9 id: 7b0ce79896 (このIDを非表示/違反報告)
やふー - ひとみんさん» ありがとうございます！！！でも、これからも更新が遅くなることがあります...(T^T) 本当にごめんなさい！でも、できるだけ更新を増やせるようにがんばります！わざわざコメントありがとうございました！ (2017年9月3日 13時) (レス) id: ef8686aa8b (このIDを非表示/違反報告)
やふー - 猫又さん» お返事遅くなって、ごめんなさい！！更新日は特に決まっておりません..！すいませんm(._.)m 何も用事がないときはできるだけ更新がんばります！！読んでいただき、ありがとうございます！ (2017年9月3日 13時) (レス) id: ef8686aa8b (このIDを非表示/違反報告)
ひとみん - 不良義兄もっと書いてよ！ (2017年9月3日 7時) (レス) id: 9516bb084f (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 更新する日は決まってますか？良ければ教えてください。 (2017年8月23日 0時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やふー | 作成日時：2017年8月11日 14時
