恐怖 ページ4
『あのね!さっき喫茶店であのっ!』
何から伝えればいいのか、分からなく焦っていると、
「落ち着いて、A!はい、深呼吸〜」
ひーふー、と深呼吸をし、一番伝えたいことを伝える。
『兄妹になるかもしれない人が、ヤバイ人だった。』
「え!?どーゆーこと!?まず、男?女?」
『男で、見た目的には上だと思う。』
「じゃあ、兄ってわけね。どうヤバイのよ?」
『学ラン来てて、ちょうヤンキー。』
すると、蓮子は少し黙りだして、もしかして、といい始める。
『え!?知り合い?』
「知り合いってか、学ランでヤンキーってヤバ高のヤツでしょ。」
そういえば、制服を思い出してみると、似ているというか、着崩してるヤツって大体ヤバ高だ。
「名前、聞いたんじゃないの?」
『確か...』
"僕は、市橋卓弥っていうんだ。"
『市橋..?苗字しかしらん。』
「A、やばいよ。ソイツ」
急に蓮子の声色がかわる。
『へっ?』
「ソイツ、ヤバ高トップのやつ。」
『...無理無理無理。そんなヤツと兄妹とか年がら年中、サンドバッグだよ!!』
「よく分かってんな。」
すると、男の人の声が聞こえる。
ん?
『蓮子、今トビオといんの?』
「はぁぁあ!?なんで、アイツが出てくんのよ!」
『いや、男の人の声が聞こえたか..』
最後まで言葉を言い終わる前に、後ろから携帯を奪われる。
『なにすん....すみませんでした』
後ろを振り返ると、市橋が立っていた。
殺される、と思った私は、すぐに背を向け逃げようとするが、首根っこをつかまれる。
「ちょっと遊ぼうぜ」
暗闇で顔がよく見えないはずなのに、アイツが笑ってるのが分かった。
その怖い笑顔に、背中にぞわりと冷たい感覚が通りすぎる。
『..わたし、宿題が、』
「こいっつってんだろ。」
ドスを効かせた声で低く言われるもんだから、
『..はい、』
しか言えなかった。
そして、どういうわけか人通りの少ない商店街に連れられ、ど真ん中に立たされる。
今からなにされんの..!?
「ここで立っとけ。..逃げたら殺す」
物騒な言葉を言い残して、どこかへ行ってしまった。
『って...はぁ!?』
無理矢理連れてきたくせに、自分は帰るのかよ!?
てか、アイツ帰るんだったら私逃げてもバレなくない?
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miyuyun0914(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!更新はお終いなんですか?内容好きなので続きを読んでみたいです!! (6月25日 21時) (レス) @page9 id: 7b0ce79896 (このIDを非表示/違反報告)
やふー - ひとみんさん» ありがとうございます!!!でも、これからも更新が遅くなることがあります...(T^T) 本当にごめんなさい!でも、できるだけ更新を増やせるようにがんばります!わざわざコメントありがとうございました! (2017年9月3日 13時) (レス) id: ef8686aa8b (このIDを非表示/違反報告)
やふー - 猫又さん» お返事遅くなって、ごめんなさい!!更新日は特に決まっておりません..!すいませんm(._.)m 何も用事がないときはできるだけ更新がんばります!!読んでいただき、ありがとうございます! (2017年9月3日 13時) (レス) id: ef8686aa8b (このIDを非表示/違反報告)
ひとみん - 不良義兄もっと書いてよ! (2017年9月3日 7時) (レス) id: 9516bb084f (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 更新する日は決まってますか?良ければ教えてください。 (2017年8月23日 0時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やふー | 作成日時:2017年8月11日 14時