･(ラスト) ページ38
類side
なんで今そんなこと言うのだろうか。
「いきなりどうしたんだい?」
そう問いかけると、A君は顔を勢いよく上げて僕と目を合わせ口を開いた。
「類先輩は完璧な人です!!見た目だけではなく頭脳、手先の器用さ、人を笑顔にしたいという考え。そんな素敵で欠点がない人が私なんかの隣にいるのは如何なものかと思いまして……」
あぁ、そんなことか。
A君も何かを抱えているようだね。でも、それは余計な考えかな。
「……司君。なんでそんな目で僕を見るんだい?」
「類が優しい……だと。それを否定したい気がしなくもないが……。しかし……」
司君は色々考えているようだね。今はあまり突っ込まない方が僕のためかな。
さて、A君になんて伝えようか。
「A君。僕は君が隣にいてくれるだけですごく嬉しいことなんだよ。不釣り合いなど考えているようだったら、それは気にする必要は無い。力や見た目より、『君の隣にいたい』という気持ちが1番大事じゃないのかな」
それに、僕の方こそ君とは不釣り合いだと思っているよ。
君は僕と違って人を自然と笑顔にできる女性だからね。
「類先輩………。これ以上イケメン発言しないでください心臓が張り裂けそうですありがとうございます」
「どっちだよ」
「ふふっ。司君のツッコミも絶好調なようだし、もうそろそろ屋上に行こうか」
たまにはこんな日もいいかもしれないね。
☆おまけ☆
類君の陰口を聞いた時のA。
「何言ってだてめぇぇええらぁぁああ!!今あれか!?類先輩の名前出しやがったなおもてでやがれクソ(自主規制)やろうどもがぁぁぁああ!!てめぇぇらなんて類先輩の足元にも及ばねぇんだよ!!許さねぇぇぇえええ!!ぶち○してやるよ!!!かかってこいやてめぇぇええ!!!類先輩が素敵でイケメンでかっこよくて頭脳明晰だからって僻んでんじゃねぇぞ!!!!!」
「ぉぉぉぉ落ち着けA!!!」
「wwwwwwww」
「類は腹抱えて笑ってないで止めろぉぉおおお!!!」
陰口が少しでも聞こえたら特攻しますね。
それを司君は止め、類君は爆笑。寧々ちゃんは呆れ。
一種のカオス状態です( ๑•̀ω•́๑)←
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
