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みんなからたくさんの誕生日プレゼントを貰えて幸せやぁ。
司先輩からはペガサスの絵が入った鏡、えむちゃんからは可愛い猫のぬいぐるみ、寧々ちゃんからは紫色のヘアアクセ。
どれもすごく可愛くて全部が宝物だよ!!!
でも………。
「ん? どうしたんだい?」
「えっ、いやいや!!なんでもございません!!」
まだ、類先輩からは貰ってない。
いや、そばにいるだけでもいいんだけどね!?そばいてくれるのが最大のプレゼントだから。
いいの!!
私が自分に言い聞かせていると、類先輩がいきなり私の手を引いて今いる大きな部屋から出てしまった。
「あの、類先輩?」
「ちょっと僕の演出に付き合ってくれるかい?」
「よろこんで」
演出に?一体どういうことだろうか。
まぁ、行けばわかるかな。
はぁぁぁぁああ。類先輩の手をもう一度握れるだなんて……。しかも今回は目隠しなし。大きくスレンダーな背中が目の前に!!
類先輩の背中に見とれていると、ホテルから外に出て裏のほうに回ってしまった。
もう夜になっており、星空が広がっていた。
「ここ……、いいんですか?」
「えむ君には許可を貰っているから問題ないと思うよ」
そう言ってそのまま歩みを進める類先輩。
どこに向かって……。
「さぁ、たどり着いたよ」
類先輩は立ち止まりそう口にした。
「あの、ここは──」
目の前に広がっているのは色とりどりなお花だ。
それが風に吹かれ舞い上がる。すごく綺麗だ。
「今回は僕自身何もしていないけれど、こういう自然に全てを任せた演出も悪くは無いだろう?」
「…………はい」
見惚れてしまうほど綺麗で神秘的だ。まさかホテルの裏にこんな場所があるなんて。信じられない。
「綺麗」
「喜んでもらえたのなら、良かったよ」
「はい……って、あれ。あの類先輩後ろで何を……」
────シャラン
私が後ろを向こうとした時、下の方から音が聞こえた。
え、なんだろう。
「………え、これって……ネックレス?」
私の首にはハート型のネックレスが付いていた。
「おめでとうA君。僕からの贈り物だよ」
これが先輩からのプレゼント。
やばい。顔がにやけてしまいそう。いや、もう溶ける。溶けてしまう!!!
「類先輩!! ありがとうございます!!」
「気に入って貰えたのであれば良かったよ」
忘れられない誕生日。
こんな素敵なサプライズ。
素敵な贈り物。
「A。ドレスもすごく似合っていて綺麗だよ」
「なななな名前呼びプラスお褒めの言葉!!!!ぐはっ!!!」
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
