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Aside
「ふっっっっっっかぁぁぁぁぁつ!!!!!」
「うるさい」
「(´・ω・`)」
今は屋上でいつも通り4人でご飯を食べていた。
そして、元気いっぱいになったことを3人に伝えたら寧々ちゃんから冷たい言葉が………。
もう、照れちゃって。可愛いんだから♪
「元気になってよかったな。まさか風邪に自分でも気づかないなんて……」
「司先輩なんで知っているんですか?」
「昨日は類の様子がいつもと違ったからな。聞いたらAが熱出したと言っていたぞ」
そんな。まさか類先輩……。
「私を心配してくれたんですか?! あぁぁぁぁぁぁぁあああ感激ですぅぅぅうううう!!!!! 私も1回熱出してきます。そして、次は類先輩に看病をお願いします!」
類先輩にそう宣言すると、なぜかいつもの優しい微笑みではなく、少し黒いような笑みが………ん? え?
「類先輩が怒っているかっこいい!!!!」
「そこじゃないでしょ……」
確かにそこじゃない。
「あの、なんで怒っているのですか類先輩」
「本当に分からないかいA君」
あぁ、怒っている。
でも、どうしよう………。本当に怒っている理由が分からない!!!!
「A君。今回のことはもう二度とないようにしてくれるかい?」
「今回のこと?」
私が頭を抱えて考えていると、笑みを消して類先輩は私に真剣な顔でそう言った。
えっ、かっこいい。(トクン)
「寧々が焦って僕の教室まで来たんだ。その後、焦った表情と君の名前を聞いた時僕はどんな気持ちだったか分かるかい?」
「えっと……」
目を合わせられず目をそらすと、類先輩はそのまま言葉を続けた。
「心臓が止まるほど心配したんだよ」
「そ……そんな大袈裟な。あの、私はそんなに心配されなくても……」
「僕だけじゃなく、寧々や司君もだ。君はもう僕達の大事な仲間なのだから、もっと自分を大切にして欲しい。まぁ、今回は自分でも気づいていなかったようだけれどね」
その言葉に私は涙が出てしまった。
司先輩は慌ててハンカチを取りだし、寧々ちゃんは私の頭をなで、類先輩は私の頬に手を添えてくれた。
「A君。君は僕にとっては仲間だけではなく、彼女って事も忘れないで欲しいかな」
彼女………かの………じょ……
「彼女?!?!!!////////」
「うわっ!!! おいAが顔を真っ赤にして倒れたぞ!!! 熱をぶり返したのか!?」
「違うでしょ。って類何とかして」
「やれやれ。先が思いやられるね」
私は大事な仲間に囲まれて幸せです。
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類「お疲れ様。よく頑張ったね」((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)フッ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜桃 | 作成日時:2021年3月2日 10時