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『スーースーー』
薬が効いてきたのか…
気持ち良さそうに寝ている…
…お風呂でも入るか
…うん
…そうしよ
そういえば
ひとりでゆっくり
お風呂に入るのって
久しぶりな気がする…
いつもは
ひとりで入ることは
彼が許してくれなくて…
ふたりで一緒に入るのが
当たり前のようになっている
こうやって
ひとりで湯船に浸かっていると
なんか変な気がして落ち着かない…
そして…
無意識に蓋をしてる気持ちが
『ぷかぷか』
と出てきちゃう…
『どうして、私はここにいるの…？
このまま、いていいの…？
いつまで、いられるの…？』
彼と付き合いだしてすぐに…
勢いと流れで
いつの間にか
ふたりで一緒に住むことになって
私なんか
仕事もやめちゃって…
なんの保証もないのに…
パボだよね…
…それに…
…もう少ししたら
…彼
…しばらく居なくなっちゃうし
あー
重症だな…
よくない…
どんよりした気持ちのまま
お風呂から出て…
髪の毛を乾かすのもそこそこに
彼の様子を見に行くと…
さっきまで
ぐっすり寝ていた彼が…
起きて
布団にくるまって座っている…
『A〜…A〜…どこ〜〜…？
…アンデ〜〜…Aが側にいないと…』
寝起きで
ぼーっとしているはずなのに…
私の名前を呼んで
探している…
私はそんな彼を見ただけで
胸の奥が
『ギュッ…』っとなって…
涙が勝手に溢れてきた.…
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NAKO(プロフ) - 続き楽しみにしております♡ (9月5日 3時) (
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作者名：名無し85203号 | 作成日時：2023年8月3日 22時
