好きにさせたのは

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私達が乗った
アメリカ行きの飛行機が
無事に離陸した


ベルトの着用サインも
点灯が消えて、、



ふぅ
これで
一安心…




家に
居る時から

彼に
口が酸っぱくなるほど
言われてた事を思い出してると




私の後ろの席にいる彼が
少し大き目の咳払いをした



はいはい

ちょっと待てよ、、



一応
辺りを確認して、、、と




『ヴッうぅん！！』

彼がまた
さっきより大きな咳払いをした…


いや
余計に目立って、、



『もうー』
って言いながら
でも
まぁ
嬉しいんだけども…






彼の席は、、
ファーストクラスの中でも
一番後ろの端の席で
カーテンさえ引けば
半個室みたいになるから…

周りからは
見られないようになっていた







彼の席に行くと
さすが乗り慣れてるだけあって

CAさんの手を煩わず事も無く
すでにベッドの状態になってて…


その上に
お揃いのスウェットに
着替え済みの
彼が
あぐらをかいて座っている



私を見て

彼が
にっこり笑って
席を軽く
『ポンポン』と叩いた


私も
『エヘヘ』
って笑いながら
靴を脱いで
その席に上がって
彼の近くにいくと…



どちらとも無く
口を合わせるだけの
キスをする



それから
彼は
私を
『ギュッ』
っと
抱きしめた


しばらくの間
そのままでいるから


『ん？』
って
彼を見たら


『ウンウン』
って首を縦に振ってから
最後に
『ギュウッ！』
と力を入れて抱きしめると


やっと
私から離れた、、、






とりあえず



『充電完了』



したらしい、、、

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