好きにさせたのは

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アメリカに向かう日
俺より少し早めに
家を出たA

ほんの少し
緊張してたみたいだけど

大丈夫かな、、
変な男に声かけられてないかな、、

ほんと
色々と
心配で仕方がない、、


空港に着いても
今日は
いつもより早足で
ファンの前を通り過ぎる


もしかしてと
思っていた
ファーストクラスのラウンジにも
Aの姿はなく、、


Aの事だから
いつもの家みたいに
お皿山盛りにして
ご飯を食べてるかと思ったけど、、、


ちょっと
ますます心配になってきた、、


えっ
空港
着いてるよね、、
ん？
そうだ！
携帯、、、

メッセージを送っても
既読にならない、、


ほんとに
焦ってきた俺は
早歩きって言うより
もうすでに
走り出す勢いで
空港の通路を急いだ、、


転がる勢いで
飛行機に乗り込み

CAさん達の
和かな挨拶にも
上手く返す事も出来ずに、、

Aが
座っているはずの席を
目指して進んだ



ん？
あれ？
A、、


あー
良かった、、
ちゃんといるじゃん！！


もー
どーした、、、
携帯も見ずに、、
心配するじゃん！！


Aに近付いていくと

Aが俺を見つけた


俺の顔を見て
Aは
下唇を突き出して
今にも
泣きそな顔をしてる


それでも
Aは
俺の周りいる
スタッフのヒョン達に
挨拶をちゃんと済ますと


俺の方を見て
ほっとした顔になった、、


後でAに
聞いたみたら、、

初めての
ファーストクラスに
ひとりだし
でも
ちゃんとしないとだし
それに
スタッフの人達に
挨拶もきちんとしなきゃって
すごい緊張しすぎて
携帯も見る余裕なく
カチコチになって
俺達が来るのを
待っていたらしい


ヤー
ほんと

俺のお姫様は

普段から

大事にし過ぎてるから

箱入りすぎて、、


可愛いが過ぎるわ、、

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