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ふ〜…
んー
…やっぱりこの仕事が地味に一番大変かな…
大人が8人暮らすとなると
毎日凄い量の洗濯物がでてくる…
彼達は
トレーニングやダンスの練習とか身体を動かす事が
日常的にあるから
洗っても洗っても
畳んでも畳んでも
無くならない洗濯物達…
少しでもさぼってしまうと
後が大変なことになるから
2台ずつある洗濯機と乾燥機を使って
こまめに片付けていかないと…
これでも外出着はクリーニングに出してもらっているので
気楽に洗える物しかないから
まだましだけど…
『ガチャ』
ちょうど乾いたタオルと下着達を2台の乾燥機から出して…
この洗濯物を畳んでいる間に次の洗濯物を
洗おう…
…
…
……夜になって、なんだか肌寒くなってきたな…
長時間作業室に篭ったままの俺は
気分転換がてら
クローゼットに何か羽織る物を取りにきた…
このクローゼットはメンバー全員の服が仕舞えるよう大きめにしてもらった所謂ファミリークローゼットって言うやつ…
そして隣には
ランドリールームがある間取りで…
両方の部屋から行き来しやすいように
間は仕切りだけの造りになっている…
…ちょうどいい薄手のカーディガンを見つけ
部屋に戻ろうとしたら…
ランドリールームから
何かぶつぶつと
話す声が聞こえてきた…
「これとこれがこうで、んー？
でもこれが…んー？えー？」
…覗くと大量の靴下を前に
格闘中のヌナがいた…
その周りにはきちっと畳まれたタオルが
いくつもの塔になって積まれていて…
よく見ると
一つずつ丸められて
山のようになっている下着もある…
そりゃ、日に何回もシャワーを浴びる奴らがいるから大変だよな…
と、その時俺は…
柄にも無くなんだか申し訳なくなって…
そっと近づいて
後ろからヌナの肩を人差し指で叩いた…
『トントン…』
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作者名：名無し85203号 | 作成日時：2023年6月30日 12時
