キミの、価値しかない人生2

ウェディングドレス5 ページ48

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オーターとワースに見せ終わり、今度はマッシュ達の元へ行く。




「レモンさん、どうですか？」


「すっっっっごく綺麗です！！！」


レモンは興奮気味に語り始める。

「プリンセスラインのドレスが小さいAちゃんに合って最高です！！可愛さが強調されてます！」


「あ、ありがとうございます……」

あまりにもハッキリ言うものだから、少し照れてしまう。





「ぐああああ！ｯｱｰ！！」

「ドットくんうるさい」

「ははは……あれ、ランスくん？」


騒がしいドットとは正反対に、ランスは無言で、じっとAを見つめていた。



「………」

確かに、レモンの言う通りだ。とランスは思う。小柄で華奢なAたが、下にスカートのボリュームがある事で華やかだし、存在感もある。


何より、Aに似合っていた。


ランスは笑みを浮かべる。

「…………アンナとの結婚式は、これで決まりだな」

「え……しませんけど…まだその設定生きてたんですか……？怖っ……」

「アンナにはどんなドレス姿が似合うか…いや、何でも似合うな。2人の結婚式だ。アンナとAのドレス姿は誰にも見せたくないからな。参加は俺1人で充分だろ。お色直しは最低でも5回しよう。最初はAとお揃いで…」

「だから！アンナさんとは結婚しないって前も言いましたよね！？アンナさんも嫌がってたじゃないですか！」

「アンナと結婚しない……だと！？じゃあ誰とするつもりなんだ！最低でも俺より強い奴でなければ………いや、誰であろうと認めない」


「ランスさんは私のなんなんですか！？ていうか、結婚しませんよ！」





ランスは相変わらず、アンナちゃんとAが絡むと頭がおかしくなるらしい。



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