喧嘩4 ページ31
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また、Aはボロボロと涙を流し始める。
ランスはAの頭を撫でる。
「違うのに…！私がコレをずっと大事にしてるのは、違うのに、」
「あぁ……
お前は、兄から貰ったから、嬉しかったんだよな」
「＿＿＿＿」
「はい＿！」
分かる。お前の気持ちは、俺にはちゃんと分かっている。
「私、私は、兄様から貰ったから大切で大事なんです。一緒のものなんて、ありません…！オーター兄様から貰った髪紐も、ワース兄様から貰ったペンダントも、」
俺にも分かる。アンナから貰ったものに一緒のものなんてない。何物にも代えがたい、大切なものだ。
「それなのに、うぅ……兄様のバカァ……！！」
「＿＿＿＿そんな兄の事なんて忘れろ」
「え？」
お前を泣かす様なやつなんて忘れて、いつも通り笑えばいい。
「ラ、ランスさん…？」
「目、閉じろ」
ランスはまた、Aの顔を掴み、こちらを向かせる。Aは大人しくランスの指示に従い、瞼を閉じる。
Aが目を閉じたのを確認してからランスは、
ゆっくりと、Aの瞼にキスを落とした。
「もう開けていいぞ」
「？何したんですか？」
「泣かないおまじないだ」
特別だ。アンナにしか、やった事ないからな。
お前の泣いてる顔は、もう見たくない。
Aは何をされたのか分からず、きょとん、としていたが、ランスが自分を慰めてくれたのだと思い、嬉しくなった。
そして、いつもの笑みを浮かべてランスに喋りかけた。
「へへ……確かに、悲しく無くなったかもです」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ランスくん以上に瞼にキス似合うやついねぇ。
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太郎左衛門(プロフ) - くるみさん» 改めて、リクエストありがとうございました。 (4月13日 16時) (
レス) id: 0425fdbd23 (このIDを非表示/違反報告)
太郎左衛門(プロフ) - ikusuzu0810さん» リクエストありがとうございます！ (4月13日 16時) (レス) id: 0425fdbd23 (このIDを非表示/違反報告)
太郎左衛門(プロフ) - 愛琳さん» リクエストありがとうございます。マギルプとてつもなく解像度低くなると思いますが頑張ります…！ (4月13日 16時) (レス) id: 0425fdbd23 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - わぁ！リクエストしたお話が出来てるー!!とても素敵なお話になっていて嬉しいです!ありがとうございます!!! (4月12日 9時) (レス) id: c1c37d47f6 (このIDを非表示/違反報告)
ikusuzu0810(プロフ) - 初めまして夢主が魔法局の兄オーターさんのいる所で見学、体験する話をお願いします。更新されるたび読んでます！また更新されるのを楽しみにしてます。 (4月12日 7時) (レス) @page49 id: e69bba2700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太郎左衛門 | 作成日時：2024年3月23日 23時
