キミの、価値しかない人生2

果たし状4 ページ22

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決闘だと思って来たのに、好きだと言われた。









好き？好きって、あの好き？？




え？え？







「え、え〜………それは、」




顔に熱が集中する。

他人に好きなんて言われたのは、初めてかもしれない。






「……あ、ありがとうございます………好きなんて、言ってもらったの殆ど無かったです……」

「そんなの、僕が毎日でも言うよ！好きだよ、Aさん！！」

「っ………」





















「僕も好きだよ」

「え！？」



急に校舎の物陰から声が聞こえる。そちらを振り向くと、あの魔法不全、マッシュ・バーンデッドが居た。






「僕も好きだよ。Aちゃん」






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「……あ、ありがとうございます………好きなんて、言ってもらったの殆ど無かったです……」





その言葉を聞いて、陰から見守っていた5人は固まる。







あれ、そう言えば、可愛いとかはよく言ってるけど好きって言った事ない………？という事に気づく。









これはまずいのでは？








好きと言われて、Aは困ったような、嬉しそうな表情をしている。




彼女は親に愛されていない。まあ、兄達からはだいぶ重い愛を貰っているが。



愛に飢えている彼女にとって、"好き"という言葉は蜜のように甘く、このままではガチであのモブと付き合ってしまうのではないだろうか。





それは何としても阻止しなければ！！






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