迷子 ページ3
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「…………うん!迷った!!」
知ってた
人間に野生の勘は多分無いし、それに加えて自分は方向音痴だった気がしないでもない。
戻ろうにも、来た道も分からなくなってしまった。
「……このまま私は死んで行くのか………」
いや、無理。新作の飲みもの飲んでないし。期間限定のアイスも食べれてない。
その時、ポケットからピコン、と音が鳴った。正確に言えばポケットの中に入れておいたスマホから。
なんの通知か、確認するために画面を開く
《目的地までのルートを案内します》
「え………」
地図アプリが開かれ、目的地が設定されていた。
《目的地までのルートを案内します》
「………」
おかしい
私はさっき、写真を撮って圏外なのを確認きてから、スマホのアプリを開いてないし、弄ってすらいない。
しかも、圏外なのに、自分の今居る場所から目的地までのルートが出てる。
明らかに、おかしい。
でも……
「面白い!」
上等!行ってあげよう!その目的地とやらに。
でもその前に、自分の居場所を確認したいんだよな〜。周りに建物とかがあれば良いんだけど…。
利き手の人差し指と親指で画面に触って、地図を縮小させる。
が、画面が動かない。
「ん、んー?あれー?」
何度試しても結果は同じ。
しょーがない…取り敢えず進むか。
《ルートから外れています》
「………分かってるよ…」
今のとこ左だったのか………。
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太郎左衛門(プロフ) - 柳 凉梛さん» コメントありがとうございます。この作品の更新は少しゆっくりになると思いますが、それでも応援してくれてたら嬉しいです。期待に添える様、頑張ります! (3月13日 7時) (レス) id: 0425fdbd23 (このIDを非表示/違反報告)
柳 凉梛(プロフ) - この作品好きです!めっちゃ大好きです!!更新とか頑張ってください!! (3月12日 13時) (レス) @page2 id: ed2f72bd73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太郎左衛門 | 作成日時:2024年3月11日 21時