皆の兄は今日も憂鬱 (ページ8)

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エイムズ兄弟との出会い3 ページ8

そんな事があって5年後

俺は25歳、レイン、フィンはそれぞれ16、14歳になった
レインはイーストン魔法学校に入学し順調に成績を伸ばしている
あ、ちなみに俺とレイン/フィンが兄弟なのはオールバーグ校長しか知らない。何故かって、オーターにバレたらめんどくさいからだよ

レイン「兄さん」

A『何だレイン？』

レイン「俺は神格者を目指そうと思う」

A『良いじゃないか、フィンには伝えたのかい？』

レイン「いや、フィンには伝えない」

A『何で？』

レイン「俺が神格者を目指すと伝えたら、アイツは俺の力になろうと無茶をするかもしれない、だからアイツとは、フィンとは離れて生活しようと思う」

レイン「アイツはいい人を見つけて、結婚して幸せに生きていて欲しい、魔法学校に何て入らなくてもいい」

A『そんなに簡単に突き放せると思うかい？』

レイン「思わない」

レイン「アイツは優しいし世渡り上手だ、俺が居なくたって…」

A『その気持ちは痛いほど分かるよ、でも仮に距離を置けたとして、フィンが着いてきたらどうする？』

レイン「その時は無理やりにでも辞めさせ『ダメだ』…」

レイン「何でだ!」

A『お前のフィンに対する優しさが!フィンを傷つけるかもしれないと言っているんだ!!』

レイン「!?」

A『フィンが思う幸せは、レインの思う幸せとは違うかもしれない、本当にフィンの幸せを願うなら離れても良いでもそっと見守っといてやれ』

レイン「…分かった」

A『分かったらいいんだ』

A『さぁ家に帰ろう』

レイン「嗚呼」