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「あぁ、ここの話?」

とまわってきた手を叩き落とす。

「は、破廉恥!」

「男なんてみんなそんなもんだぜ。」


肘掛けに頬杖をついてやたらと色気を振り撒いてニヤリと笑う。


「で、どうなんですか!?」

「好きか嫌いかで聞かれたら好き。」

「やっぱりか。」


昼間休憩室の前を通ったときに聞いた話

胸が小さいから彼氏に浮気されたとかなんとか。

やっぱり男の人は大きい方が好きなのか。


「ちげぇって。

極端に言えばだ。」

「でも大きい方が好きって、」

「好きか嫌いかで言えば、な。」


優しく撫でてくれる頭に一気に恥ずかしくなる。

宥められている自分が子どものように思えて、穴があったら入りたい。


「そんな不安そうな顔すんなって。

俺は別にお前だったらちっちゃくてもいい。」

「ほんとに?」

「あぁ。」

「浮気しない?」

「そんなことでするかよ。」

良かった、とこぼして厚い胸板に額を当てる。


「おじょーさん。」

「・・・・・・。」

「耳まで真っ赤なおじょーさん。」

「・・・・・・。」


よくよく考えるとかなりはずかしいことを言われた。

しばらく顔は上げられなさそう。


「ウン、

そんなことしても可愛いだけデスヨ?」

「これ以上私を辱めないでください。」

「なにが恥ずかしいんですか?

可愛いって言われること?」

「わかってるなら言わないで!!」



.

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水無月のぞみ - 誰が相手の夢話なのかタイトル横にでも書いて欲しい。 (6月1日 13時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
愛果(プロフ) - 主さんの言葉遣いがとても素敵で主さんの最初の作品から読んでて、、ほんとに大好きです!新しい作品が出るたびにワクワクして読んでます!これからも応援してます! (2021年1月17日 20時) (レス) id: 22d2b78e51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名も無き者 | 作成日時:2021年1月17日 18時

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