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「落ち着いた?」
「ごめん。」
「泣くのはええけど、ごはんは食べような。」
ほかほか、と湯気を立てるリゾットにお腹がぐぅっと鳴いた。
自分には出来すぎた彼氏やと思いながら、いただきます。と手を合わせた。
「おいしー。」
「ははっ、ほんまうまそうに食べるなぁ。」
冷えた体に温かいリゾットが染み渡る。
帰ってからストーブもつけずにソファーで丸まっていたことは案の定信介からお叱りを受けた。
わたしが食べ終わるタイミングを見計らいココアまで出してくれるので、
もう頭が上がらない。
「信介、ありがとう。」
「元気出してな。
Aが落ち込んでたらみんな心配するし。」
「信介も心配した?」
わたしの向かい側に座り、頬杖をついてこちらを見つめる信介
優しく下げられてる目尻は彼のおばあちゃんそっくり
「俺も心配したよ。
でも、どうやって励まそうかってことの方が大きかったわ。」
励まされた?と聞いてくる信介に大きく首を縦に振る。
「今やったら3本くらい一気に書ける気がする。」
「それはよかったわ。」
またバイト探そう、と心の中で決めれるくらいには傷ついた心が癒されました。
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Monochrome × 社畜系彼女→←ノートの隅の約束事 × スランプ
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水無月のぞみ - 誰が相手の夢話なのかタイトル横にでも書いて欲しい。 (6月1日 13時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
愛果(プロフ) - 主さんの言葉遣いがとても素敵で主さんの最初の作品から読んでて、、ほんとに大好きです!新しい作品が出るたびにワクワクして読んでます!これからも応援してます! (2021年1月17日 20時) (レス) id: 22d2b78e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名も無き者 | 作成日時:2021年1月17日 18時