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「アノ、北サン。」
「はい。」
「なにをしているのでしょうか。」
「所謂バックハグというものではないでしょうか。」
聞いたことのあるセリフを放った北くんはわたしの肩に顔を埋めた。
「
「Aが好きなことせぇ言うたからではないでしょうか。」
「・・・・・・。」
そういう意味で言ったわけではなかったんやけど、
と言う言葉を頑張って飲み込む。
も、もしこれで北くんが癒されるのなら彼女冥利に尽きるというものではないだろうか!!
とっても恥ずかしいけど!!
無理やり自分を説得して数学のワークと睨めっこする。
「A、ここの途中式間違ってる。」
「み、耳元で話さないでクダサイ!!」
「ごめんごめん。」
と謝っているがそれも耳元で言われるので絶対反省していない。
「A、はよ終わらせて。」
「北くんのせいで時間かかりそうなんやけど。」
それはあかんなぁ、
と言いながらも指先はわたしのポニーテールの毛先を巻き付けている。
「俺ははよAといちゃいちゃしたいのに。」
「い、ちゃ!!
北くんでもそんなこと言うねんな。」
「そりゃ、可愛い彼女に触りたい思うのは男の本能やと思うねんけど。」
ちょっと、一回死んでくるのですこしお待ちください。
「はい、A。
数学得意やろ?
頑張ってな。」
「ガンバリマス。」
.
Monochrome × 初デート→←ノートの隅の約束事 × 勉強
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水無月のぞみ - 誰が相手の夢話なのかタイトル横にでも書いて欲しい。 (6月1日 13時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
愛果(プロフ) - 主さんの言葉遣いがとても素敵で主さんの最初の作品から読んでて、、ほんとに大好きです!新しい作品が出るたびにワクワクして読んでます!これからも応援してます! (2021年1月17日 20時) (レス) id: 22d2b78e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名も無き者 | 作成日時:2021年1月17日 18時