潔癖症女[ハイキュー] (ページ5)

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そして来ました体育祭当日

赤団の私たちは真っ赤なクラスTシャツを見にまとい、

開会式の列に並んだ。

それにしても、

「あっついね、今日。」

「ああ？そうか？」

目の前の黒髪は光をいっぱい吸収しそうで見ているだけでも暑くなる。

５月下旬にもなると気温は６月寄りで初夏なんて言葉はもう通用しない。

「開会式早く終わらせてテント戻りたい。」

まだなんにもしてないのに汗が出始めそうで嫌になる。

「暑そうだな。」

「影山くんは暑くないの？」

「夏の体育館の方が暑い。」

確かに体育館は夏になると蒸し鍋のようになる。

それに比べると涼しいのかもしれない。

「あ"ー、完璧なる運動不足だぁー。」

中学生のころ外で走っていたなんて信じられない。

赤団勝つぞー！！と大声を上げている野原くんのせいで余計に暑くなった気がする。

やっとの思いで開会式が終わった。

一刻も早くテントに戻ろうと、足を向けるがアナウンスによりそれは阻止された。

『プログラム１番徒競走に出る方は集合場所に集まってください。

プログラム２番大縄跳びに出る方は待機をお願いします。』

そうだ、徒競走と大縄は１番目と２番目だった。

くそう、私の楽園。

と、テントを睨んで仕方なく集合場所へ集まった。

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「A、ちゃん？」

「･･････先輩？」

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