予定調和 [ ワールドトリガー ] (ページ6)

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「あれ、私が1番最後？」
「15分の遅刻だ。」

薄暗い会議室に忍田さんのため息が響く。
どうやら会議の開始時間を間違えていたらしい。

あとから登場予定だったゆーまたちも既に到着している。

気にしたら負けだ、
その精神で生きていこうと思って陽太郎を抱っこし、空いている席についた。

「あの、炊飯器は？」

ふわふわと宙に浮いている黒の炊飯器
目と耳みたいなのもある。

「はじめまして、私の名はレプリカ。」
「うお、しゃべった。」
「レプリカ(それ)の説明は後だ。
今は近界民について話をしている。」
「へいへい。
黙って聞いてますよー。」
「貴様ッ！！なんだその態度は！！」

鬼怒田さんが血圧を自力で上げている。
可哀想に。
もっと自分を大切にしな。

近くに歩いてきた雷神丸に陽太郎を乗せ直した。

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.

「で、私は今回何をすればいいの？」

レプリカ先生から一通りの説明を聞き、作戦の立案と人員の配置を大まかに決めた。

その人員の配置の中に私の名前は入ってなかった。

「Aには今回遊真とメガネくんと行動を共にしてほしい。」
「･･･なんで？」
「可愛い後輩を守ってくれ。」
「了解。
よろしくゆーま、修。」
「よ、よろしくお願いします！」
「こちらこそ。」

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