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体育祭の準備は特に問題もなく、スムーズに進んでいた。
こういう行事は本番より準備期間の方が楽しくて、
生徒たちの生き生きした表情が見れるのが嬉しい。
「A先輩、なんか疲れてます？」
「うん？
んー、体育祭前だからちょっとね。
最近暑いし。」
中間テストも終わり、
体育祭も目前まで迫ってきていた。
6月が近づいてきた今日この頃は本当に暑く、
若干バテつつあった。
それに加え、最近気になることも。
「(今度はシャーペンか。)」
最近身の回りの物がよく無くなる。
それもシャーペンやヘアゴムなど細々した物を中心に。
少し前まで探っていた" 山下秀馬 "はそもそも学年が違うので、そう易々とアタシの物を盗めないはずだ。
そうなると" 山下秀馬 "とは全く別の人物の仕業か。
バテ気味の脳で考えてもこれといった考えは思い付かず、
とりあえず今日は早く帰ろうとカバンを持って立ち上がった。
トントン、とゆっくりめに階段を降りる。
前方に見覚えのある影を見つけて、
声を掛けようと口を開いた。
そのとき･･･
ふわっと自分の体が浮いた感覚がした。
「荒船くん！！！」
身に覚えのない浮遊感とともに、
アタシの意識は暗くなった。
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髑髏(プロフ) - 凄く好きです！！推しの辻ちゃんの小説って少ないのでありがとうございます！！ (2021年5月3日 9時) (
レス) id: cc975a844d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名もなきもの
x他1人 | 作成日時：2021年5月2日 23時
