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「敵襲だぁぁああ！！！！！」
大きな地鳴りとともに体を横たえていた硬いベッドが激しく揺れる。
バタバタと足音が鳴り響く。
小さな独房からは外がどうなっているのかは全くわからない。
だけど、誰も私のことを気にする様子はなく、
しばらくすると銃声や火薬の匂いがしてきた。
聞きたくもない低い唸り声に、
耳を塞いで体を小さくした。
かなりの時間が過ぎて当たりが静かになった。
周りの状況がわからない。
ただ、もしこの施設の人間が全滅したのなら、
私はここから出れずに餓死を待つだけになる。
そんなことは絶対いやだ。
これはチャンスだ。
一生で一回あるかないかの重要なチャンス。
大きく息を吸い込んだ。
「助けてえええええ！！！」
聞こえて！
お願い！！
それだけの思いで叫び続けた。
もう声が出ない。
そう思った時、
「わかった、わかった。
聞こえてるから、ちょっと静かにしてくれ。」
一生で一回のチャンスが実った瞬間だった。
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ミア(プロフ) - 最後まで読まさせていただきました、とても面白かったです…！私もカゲさんみたいなお兄ちゃん欲しい。 (2021年4月27日 20時) (
レス) id: a54375d2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名もなきもの
x他1人 | 作成日時：2021年4月17日 0時
