・ ページ4
「でも、トータルだったら24勝21敗。
そんなに変わらないじゃん。」
「お前、わかってないなー。
その3勝に意味があんだよ。」
「ふーん。」
「反応うっす！」
負けたから、
といって米屋はジュースを奢ってくれた
別にいいのにと思いながら自然に自動販売機に小銭を流し込む姿を見て、
こいつの友だちの多さに納得した
どれだけランク戦で米屋に勝っても、
いざというとき、たぶんわたしはこいつに勝てない
だって本当の自分の強さは戦闘能力ではなくて、
ピンチのときに助けてくれる仲間の多さだから
「なんでそんなに落ち込んでんだよ。」
「いや、本当の勝負になったときわたしは米屋に負けるんだろうなと思って。」
「本当の勝負って？」
「わかんない。」
なんだよそれ、と笑って米屋はコーラを流し込んだ
わたしも真似して笑ってリンゴジュースを流し込んだ
「でもさ、俺がお前の敵になることなんてせいぜいランク戦くらいだろ？
だからランク戦で勝てたらそれでいいじゃん。
ま、次は負けねぇけど。」
なんでこんなにはっきり言えるんだろう
人がいつ自分を裏切るなんかわからないのに
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱいなぽー(プロフ) - めちゃくちゃ作者さんの読みやすくて面白いので全シリーズ読んでしまいました！！！！この作品の最後のなんてねっていう部分も考察をしてしまいました！！これからも楽しみにしてます！！素晴らしい作品をありがとうございました！！ (2021年3月6日 3時) (
レス) id: 9956b38531 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名もなきもの
| 作成日時：2021年3月3日 8時
