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Again ページ28
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馬鹿馬鹿しい
そう帰っていく未来も視えた
でも、涼雅はただすこし目を見開いただけで、
その場から動こうとはしなかった
「それは、いつ、」
「涼雅さん！！」
キュイイン！！！
そんな音ともにそこは少しだけ暗くなった
そして、迅の予知通り涼雅は涙を流すことになった
「･･･A？」
腕の中にある温もり
涼雅がその日ほど自分が生きていることに感謝した日はない
もう一度生きて実の妹と再会できたことに自分には似合わないとわかっていながら、
柄にもなく神様というものに感謝した
「迅くん。」
腕の中で眠る妹
すやすやと気持ち良さそうに眠るその顔に涼雅は一つ決心した
「君のことを信じる。
だから、君も俺に教えてくれ。
君が知ってる全てを。」
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知ってしまうともう戻れない
でも、またこの温もりを失くしてしまうのなら、
もう一生戻れなくてもいい
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作者名：名もなきもの
| 作成日時：2021年2月22日 7時
