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「なに買うの？」
「アイスとミルクティー。」
パックのミルクティーを手に取り、
冷たい空気に包まれているアイスたちを覗き込む。
今はチョコレートの気分だ。
「詩月さんはなんでコンビニ来たの？」
「支払い。」
レモンティー派の詩月さんはアタシが手にしているミルクティーと同じブランドのレモンティーと、
水色のパッケージの棒アイスを取った。
「きまった？」
「奢ってくれるの？」
「後輩に金出させるわけないじゃん。」
「やだ、イケメン。」
ありがとうございます、と赤いパッケージのチョコレートアイスを詩月さんに渡す。
外で待っとけ、と言われたので大人しくお店を出た。
あんなことがあった後だからかもしれないけど、
詩月さんの優しさが余計沁みる。
スマホにはまだ耳に残る下品な笑い声の持ち主から明日の課題についてメッセージが来ていた。
りんあしたの課題の範囲わかるー?
「桐谷って調子乗ってるよね！」
本当に友だちとは、って感じなんですけど。
どうせ明日の課題はアタシも提出できない。
任務で忙しかった、という体にしてスマホの画面をそっと暗くした。
アタシは結構ねちっこい。
あんたらが気に入らない" アタシボーダー入ってますよ感 "は案外武器になるということに気がつき、
怪我の功名だな、とひとりで笑った。
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ラピス(プロフ) - 初コメ失礼します。端的に言うと、カゲさんイケメンかよ…！応援します！ (2021年2月14日 18時) (
レス) id: 2aba3889f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - アニメも再開してワートリ熱が再度温まってきたところにドスっと刺さりました。陰ながら応援しています！ (2021年2月12日 22時) (レス) id: 20ed7c05bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名もなきもの
| 作成日時：2021年2月11日 21時
