伊達の鉄壁女子［ハイキュー!!］

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「で？」

ドーナツ3つを前にミルクティーに大量のガムシロップを注ぐ鈴本

見ているだけで甘い

「バレー部の二口って知ってる？」

「2年の？」

「うん。」

チョコレートのドーナツをかじる。

うまし

鈴本には一回目の委員会のことを話した。


「それで仲良くなったと？」

「そこまで仲良くは、」

「･･････なんかあったの。」

カフェオレを一口飲む。

鈴本は2つ目のドーナツを手に取った。


「今朝、肩についたゴミ取ろうとしてくれて二口くんが私の肩触ろうとしたの。

それを振り払っちゃって。」

「ふぅん。」

甘いドーナツをもう一口かじる。

口にまとわりつくねっとりとした甘さが舌に残る。

「だいぶ、ね。」

「なにが？」

「瀬尾、あんたさぁ。

もうだいぶその子のこと気になってんじゃないの？」

「･･････。」

「あら、可愛い。」

咄嗟に顔を手で覆う。

絶対赤い。

私の顔、今絶対やばい。


「でも、会ってまだ1、2ヶ月だよ！？

これで好きかも、とか言ってたら私周りが言うように本当に尻軽になっちゃう。

結局顔かよ、みたいな。」

「いいじゃん。

だって顔って大切だよ？

どれだけ優しくてもキスとかその先とかする時ぶっさいくだったら辛くない？

それにその二口って子、イケメンな上に性格も別に悪くはないんでしょ？」

せーんぱい、

そう私に声をかけてくる二口くんの姿が頭を過ぎる。

今出てくるのは本当にやめて。

「だいたいさー、出会って何ヶ月で付き合うのが正当なの？

別によくない、好きなら。」

「てか、付き合う前提で話してるけどまだそんなのわかんないし。」

「あーはいはい。」

「適当！」



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